阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

オバマ大統領就任に想う

2009年01月21日 23時40分59秒 | 政治
 オバマ米国大統領が就任演説を行いました。史上初の黒人大統領の誕生。そんな歴史的瞬間を共有するため、200万人がその場に駆け付けたとのこと。政治が果たせる役割の大きさに奮い立ちました。

 もっとも、私は今日も早朝から活動していましたのでライブでは見れず、先ほどニュース・新聞で演説内容を知りました。

 モザンビークで平和構築活動に従事していた時、顔に入れ墨をし、金属を埋め込んだマコンデ族の女性に多く出会いました。奴隷として捕えられることを防ぐため、わざと不気味な顔にした名残りだそうです。そんな奴隷制度がわずか150年ほど前まで存在した米国に黒人大統領が誕生とは! こんな瞬間、こんな時代を共有できたと考えるだけで気分が高揚します。

 オバマ大統領が、その就任演説で、聴衆を高揚させ熱狂させる言葉ではなく、現実に対しての厳しい認識を示し、新たな時代を拓く責任、責任を果たすための挑戦の意義を説いたことは大変印象的でした。

 「…今、私たちに求められているのは新たな責任の時代だ。それは、一人ひとりの米国人が、私たち自身や、我が国、世界に対する責務があると認識することだ。その責務は嫌々ではなく、むしろ困難な任務に全てを投げ打つことほど心を満たし、私たち米国人を特徴づけるものはないとの確信のもとに、喜んで引き受けるべきものだ…」 

 もちろん、責任は米国人だけのものではないけれど、この考え方には心から賛同します。 

 100年に一回の経済危機は、100年に一回のチャンスです。そして、政策の方向性と税金の使い方を大胆に変えるためには、日本にも政権交代が必要です。私たち民主党は「環境のニューディール」「安全・安心のニューディール」を実施します。これは、人類に対する、そして未来に対する責任の果たし方だと思います。

 私も、その任務に寄与できるよう、まずは日々の活動をひたひたとやり抜く覚悟です。

 
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