阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

公のために、人のために命を賭けるのが議員の使命

2009年01月07日 23時33分12秒 | 政治
 体力と気力の限界を超えてからが勝負! そんな思いで日々活動に邁進しています。今週に入ってからは、マイクを握る時間を増やしました。自分の思いを叩きつけるような演説を重ねる時間、それは、政治家にとっては不可欠だと思うからです。

 さて、永田寿康元衆議院議員が自ら命を絶った事件について、私の思いを書きます。

 「まぁ、しようがないわなぁ」「自殺せんでもええのになぁ」

 偽メール事件で辞職した経緯が国民に与えた印象は良いものではなく、また、多くの方々にとって永田氏はすでに過去の人なのでしょう。エリート街道をひた走り、若くして国会議員になった永田氏。庶民が様々な苦しみを抱えながら歯を喰いしばって生きているのに、議員の座を失ったからと言って命を粗末にするとはケシカランと冷ややかな反応が多かったように思います。

 しかし、自分自身が衆議院議員を目指す今、私は少し異なる受け止め方をしました。政治活動、とりわけ国会での質問は究極の真剣勝負であり、命がけで行わねばならないものだと、改めて実感しました。そして、正義を追及するために、徹底的に調査し、自らリスクを負って闘い、国民の心に響く言葉の力で勝負するのが政治家の使命であること、身震いするような気持ちで改めて思いました。
同時に、今、本当に心にふれる言葉を持った政治家が少ないように思います。自らを空しくして、公のために身を捧げる、そんな覚悟が伝わってこないからでしょう。

 今、政権交代を目指す闘いに人生を賭ける立場にいること、心から幸せに感じます。しかし、国会議員が最高のステータスとも思いません。公のために、人のために命を賭けるという生き方自体に意味があるのであって、本来政治とはその究極の姿であるべきなのです。そんな志を持たない人間が議員でいることは許されないと、改めて感じた次第です。

 永田寿康元衆議院議員の冥福を心からお祈り申し上げます。


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