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学びに生きるのが学生

2020-07-14 07:27:00 | 日記
小学校に通う子供たちのことは児童と呼ぶ。
中学校・高校のそれは、学生と呼ぶ方も居るが一般的には生徒だ。
そして、大学生の事を学生と呼ぶ。
普段はあまり意識していなかったのだが、池上彰氏によれば、そこには明確な区別・区分けがあるそうだ。

◆学生の本分とは
 ・小学生は児童
  まあ、彼らは子供たちだから、この呼び方に違和感はありません。
 ・中学生・高校生は生徒
  中高は、文部科学省が定めた学習指導要領に基づいて教えてもらう(ここ大事です)らしい。
  そして、教えられる内容は、文部科学省検定済みの教科書に沿って決められたことを学ぶのです。
 ・大学生のみを学生と呼ぶ
  小中高と決定的に違うのが教科書です。
  彼らは、受講した先生・教授の指定した教科書を用います。
  そこに、文部科学省はまったく介在しません。

 これらは何を意味するかと言うと、小中高はほぼ学術的に定まったことを教えら・れ・る・ということだ。
 なかには、現代社会になじまない古いことがらもあるようだ。
 ではなぜ大学生を学生と呼ぶのか。
 それは、学生とは自ら学・ぶ・生・き・方・をする人間という位置づけなのだ。
 言葉を変えれば、決められたことを学ぶのではなく学び方や学びの手順・方策・姿勢を学ぶのだ。

 講義の中には、学会で定着していない考え方もある。
 後発事象で否定される学説もある。
 遠回りで非効率かも知れないが、人生でいつか役に立つかも知れないことを学ぶのです。
 そして、一人一人がどのような生き方をするのかの思索を深める場でもあるのです。

 ふうむ もう何十年も昔の話になってしまったが、学生とはそう言うことだったんだ・・・