太陽を追いかける

ネイチャーエンジニアなる肩書の亀田恭平氏がこんなことを教えてくれた。
動植物の観察からは、彼らについてわかること、人間にとっても役に立つことが多いのだという。
その中のひとつ、ヒマワリについてだ。

◆ヒマワリの花は太陽を追いかけるように向きを変える
　ヒマワリは、花が常に太陽の方を向く「向日性」という性質を持つ。
　言うまでもなく、太陽は東から登り西に沈むが、
　ヒマワリはその動きに合わせて、太陽を追いかけるかのように花の向きを変える。
　そして、夜になるとヒマワリの花はまた東側を向き、朝を迎える。
　ヒマワリのこの性質は、茎の不均一な成長によって実現しているそうだ。
　茎の太陽に当たらない方だけを成長させることにより、花の向きを切り替えているのだ。
　そして、この向日性を持つのは若いヒマワリだけだ。光を効率よく浴びて早く成長するためだ。
　その後、十分に成長すると常に東を向き、日の出から温度を高め受粉を助ける昆虫を惹きつけ易くするらしい。
　長くなったが、要はヒマワリは太陽と言う限りある恵みを最大限に活用しているという事だ。

　人間に当てはめればこうなる。
　身の回りにある資源（リソース）は限られている。目標達成のためには最大限使い倒すことが必要だ。
　もうひとつ、自分が武器として何を持っているかを把握することも重要だ。
　足りないものがある場合が大半だ。その場合は隠された資源や恵みを探すことだ。
　ヒト・モノ・カネ、だけではなく、文化・地理的環境・性格・経験・印象だって十分に武器足り得る。
　改めて自分の中や、周囲の環境を見直すことで何が自分の武器になるか見えてくるものだ。

　う～ん　参考になりました。
　でも、ヒマワリひとつでこれだけ語れるこの方は、本当にすごい武器をお持ちだ。