実力は不要

何かを行うにあたり、自分の「真の実力」のことは、まったくもって考えるべきではないのだそうだ。
米国の作家・コンサルタントのスティーブ・チャンドラーだ。
少し心が軽くなる言葉だ。

◆何かを行うには、それを行うだけの実力がなければならない、は嘘
　彼のコンサルティングを受ける企業や個人は、一様にこのバカげた嘘を信じ込んでいたそうだ。
　元英国首相のウインストン・チャーチルもこう言っていたはずだ。
　私はライオンではないかもしれないが、ライオンのように吠えることなら出来る。
　つまり、ライオンのように吠えるべき時に、「自分は本当にライオンなのか？」などと悩む必要はない。
　ただライオンのように吠えればいいだけの話だ。
　ライオンの実力があるかどうかは、まったく関係がない。ただやるだけだ。
　（ナチスドイツへの対峙の場面で）

　人が行動を起こす場面で、自分にはその実力があるのか？などと考えても疲れるだけだし、結論も出ない。
　結論は、やらなければわからないのだ。
　あなたの真の実力がどうであろうと、とにかく行動することなら出来るはずだ。
　そして、行動はあなたの真の実力など気にしないのだ。
　この事実を忘れないようにしよう。
　ということで、心軽く一歩を踏み出そうという凡庸だけれど有難い結論でした。