こだわりのあなろぐ盤

JAZZ 親爺の聴くクラシック

オーディオニックスTK2220 vs TAMURA TKS-83

2007年08月19日 | オーディオ
暑い休日

EMC-1 用のstep-up トランスの比較をしてみた。
比較に用いた音源は、1960年代のアナログ盤。

[LP]
MY FAVORITE THINGS / DAVE BRUBECK QUARTET

1965年ころのスタジオ録音

白人のJAZZらしい演奏と録音だが、音にはやや古さを感じさせるステレオ録音。

ノイズには差はなし、さすがにオーディオニックスTK2220 はこなれていて、
音は滑らかで、潤いみたいなものも感じさせる。こっちの勝ちであるが、
その差はわずかで、TAMURA製にも大きな不満はない。
当然であるが、SPUとEMC-1の差のほうが圧倒的に大きい。

ただ、この比較試聴をしているときに気づいたのだが、EMC-1を自分なりに追い
込んでいくと、どんどんSPUの音に近づいていく。これだとせっかくJAZZ用に
LINN LP-12を購入した意味がなくなってしまう。

再び、V15 typeⅢ を使ってみようか迷っている。

COUNT CLASSIC LP 29 (SA)CD 5 JAZZ LP 17 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD



80年代のピアノトリオ

2007年08月18日 | 音楽ソフト
お盆過ぎの週末

80年代のピアノトリオを聴く。
もっとも、このアルバムは80年代に録音されたというだけで、この時代を代表
するような作品ではない。

[LP]
MISTY RED / RED GARLAND TRIO

1982年録音

これは学生のころ、MISTYを聴きたくて発売とほぼ同時に買ったLP。
当時レッド・ガーランドは知らないピアニストで、GROOVYはそのずっと後に
CDで買うことになる。ピアノやシンバルの高域の音はきつさがまとめられ、
ベースの倍音は美音になっている。周波数レンジは広く、演奏の繊細さが
よくわかる。

レンジは狭くても、音が骨太なGROOVYの方がJAZZっぽいと思う人も多いだろう。

自分的には、MISTYを聴くときはこのアルバムを出すことが一番多い。

COUNT CLASSIC LP 29 (SA)CD 5 JAZZ LP 16 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD


50年代のピアノトリオ

2007年08月17日 | 音楽ソフト
もうすぐ週末の金曜日

今度は50年代のピアノトリオを聴く。

[LP]
THE KENNY DREW TRIO

KENNY DREW
PAUL CHAMBERS
PHILLY JOE JONES

1956年RIVERSIDE MONO録音

モノラル録音だが、いつものモノシステムはやめて、EMC-1 TKS-83 → #7
→ 8b → GRF で聴いた。録音には問題なし。
オリジナルも星に願いをなどのスタンダードも、うまいしピアノの音そのものが
美しい。ベース、ドラムスも文句なし。

COUNT CLASSIC LP 29 (SA)CD 5 JAZZ LP 15 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD




70年代のピアノトリオ

2007年08月16日 | 音楽ソフト
相当にだるい休み明け

ピアノトリオを1枚

「LP]
FLIGHT TO DENMARK / DUKE JORDAN

1973年コペンハーゲン録音

ピアノが美しい、70年代のピアノトリオ録音。もっとも自分がこのLPを聴いたのは
80年代に入ってからなので、特に違和感を感じなかった。

タイトルナンバーは最後のトラックにあり、最内周だが、問題なくトレース
できる。このアナログ盤で、C33-MC7270 のMcIn組と#7-#8bのmarantz組
の聴き比べをした。低音のしまった感じはMcInにあるが、Marantzは倍音が美しく
ベースの音もMarantzが良い。ドラムスのシンバルやスネアの質感もMarantzが
上。さらに、Marantzは音がSPから解き放たれた感じなのに対し、McInはSPの
周りにまとわりつく感じで、残念ながら大差でMarantzの勝ち。自分はやっぱり
真空管の音が好きなのだろう。

オーディオニックスTK2220とTAMURA TKS-83の聴き比べをして結論がでたら、
次はmodel9を物色しようかと本気で考え始めている。

COUNT CLASSIC LP 29 (SA)CD 5 JAZZ LP 14 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

もう1つの Waltz for Debby

2007年08月15日 | 音楽ソフト
お盆休みの2日目

エヴァンスを聴く。

[LP]
KNOW WHAT I MEAN ? / CANNONBALL ADDERLEY WITH BILL EVANS

1961年1月27日、2月21日、3月13日 ニューヨークにて録音

ドイツプレス盤を新品で買ったが、音が不安定になるところが2箇所ある。
1曲目に、もう1つの Waltz for Debby が入っている。
キャノンボールだけでなく、エヴァンスのピアノもいい音で入っている。

うちのコーナーGRFを鳴らすパワーアンプは、model8bがベストと思っているが、
JAZZのベースだけは「ブンブン」ではなく「ボンボン」になってしまう。
ダンピングファクターの問題であろう。
今回は、LP12-EMC1-TKS83-C33-MC7270-GRFで聴いた。明らかに以前のJAZZ
再生よりグレードが上がり、ボリュームの位置も自然に相当上がっている。
これには、LINN LP12の力が大きいと思われる。
ヤフオクに出品してくださった方に、素直に感謝したい。

COUNT CLASSIC LP 29 (SA)CD 5 JAZZ LP 13 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD


お盆休み

2007年08月14日 | オーディオ
お盆休み1日目

今でも売られているが、TAMURAにTKS-83というMCカートリッジ用のtransがある。
私はこのトランスを長い間死蔵してきたので、この際使ってみることにした。
そのために、タカチのCH4-15-10 GSというアルミのケースを購入しておいた。

ドリルとシャーシパンチでケースを加工し、ピンジャック、アース端子、
トランスの取り付けまで、特にトラブルなく進行した。配線は、 オーディオ
ニックスのTK2220の配線を確かめ、真似をして配線した。

すぐに、C33とEMC-1の間に入れて試聴した。ウ~ンなんとなくノイズっぽい。
全体をシールドしてもだめ。TAMURAの入力トランスは3重シールドで、ノイズには
強いと思っていたのだが...。

時々のぞくホームページに、 http://hayashilab.syuriken.jp/audio.htm
がある。(勝手に載せてごめんなさい) 内容は納得いくことがほとんどで、
困ったときには参考になることが多い。ここにMCトランスの配線について、
特にアースについて写真つきできちんと記載されている。

私のオーディオニックスのTK2220は、悪い配線の例に挙げられていた様にアース
ラインが結ばれていた。当然私もそうしていたのだが、すぐにここに記載されて
いる様に変更した。見事にハムや誘導ノイズが消えた。
オーディオニックスのトランスはノイズで困っていないので、こちらの配線まで
変える気はないが、劇的な変化である。今後もトランス周囲の配線をするとき
には、この経験が役立つだろう。




真空管のEQ

2007年08月13日 | オーディオ
元気の出ない月曜日

週末は、SMEのSPA-1HLの電源を入れっぱなしにして、試聴を繰り返した。
結局、#7を越えることはできなかった。
まずはノイズ、SPA-1HLはなんとなくノイズっぽく、それは初段を変えても
改善できなかった。ずっと聴いていると、一皮も二皮もはがしたくなる。
入力のバランス、アンバランスを変えてみても変化はなかった。
ECC88はローノイズと言い切れるタマを持っていないので確かめられなかったが、
この段のノイズかもしれない。
それと、やや押し出しが弱く物足りない感じがしてしまう。SPA-1HL単独、
#7や石のC33のフラットアンプを通したりもしてみたが、この部分は改善
しなかった、残念。

再びお蔵入りとなった。なかなか、#7やC33のEQを越えるアンプには出会わない。
ということで、EMC-1用のトランスあるいはヘッドアンプを物色部食することに
なったが、最初に試みることはもう決まっている。

60年代のマイルス

2007年08月12日 | 音楽ソフト
夏休みの日曜日

やっぱり熱い。

ミーハーと言われても、60年代のマイルスはしばしば聴く。

MY FUNNY VALENTINE

MILES DAVIS GEORGE COLEMAN HERBIE HANCOCK RON CARTER TONY WILLIAMS

1964年録音

初めて聴いたときは、これがMy Funny Valentine かと思ったが、最初の
ピアノからジャズっぽくてよい。コールマンのtsも私には心地よい。
B面のステラは、ピアノとベースもgood。60年代のライヴ録音でも音の鮮度、
バランスともにすばらしい。

COUNT CLASSIC LP 29 (SA)CD 5 JAZZ LP 12 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

ラファロ後のベーシスト

2007年08月11日 | 音楽ソフト
やっぱり熱い週末

SPA-1HLの電源を入れっぱなしにして、時折アナログ盤をかけてみる。

[LP]
Moon Beams 1962年録音
trio '65 1965年録音

The Bill Evans Trio

ラファロの死後、エヴァンスが選んだベーシストはチャック・イスラエル。
次のエディ・ゴメスと比べると評価が低いようだが、本当はどうなのだろうか。
これらのアルバムを聴くと、新鮮味は乏しいかもしれないが、完成度は高く
ピアノトリオのバラードを満喫できる。
少なくとも自分にとっては、ラファロとの4枚に匹敵するくらいの、大切な
アナログ盤だ。録音も悪くない。

COUNT CLASSIC LP 29 (SA)CD 5 JAZZ LP 11 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

SME SPA-1HL

2007年08月10日 | オーディオ
JRの冷房にやられた金曜日

カートリッジをMCにすると、問題になるのはSTEPUP。とりあえず
オーディオニックスTK2220につないで音を確かめたが、このトランスはもう
長い間SPU専用で活躍してきたトランス。他に何かということで、当分使って
なかったSMEのPHONO-EQを出してきた。

プリアンプは、CL-32のボリュームが不具合になった後は、タンゴのLCRユニット
を使った自作アンプを使っていたが、SNの悪さがどうしても気になった。
このSPA-1HLは、デザインが良かったのとトランスが載っているのが気に入って
購入した。#7のレプリカが手に入ったときに比較の結果、お蔵入りとなった。

タマは、ムラード製で赤いドットがついているECC83と交換しているが、これは
ラックスがCL36の初段用にセレクトしたものだとこのタマを買った真空管屋の
親父が教えてくれた。真偽のほどは不明だが、しっとりとしたいい音のタマと
思う。#7の初段はテレフンケンの◇を入れているが...。 

接点を磨き、真空管は2~3度抜き差しして接触抵抗を減らす。このトランス
への入力はバランス受けなので少しだけ工夫がいるが、たいした手間ではない。
音も聴いてみたが、やっぱり冴えない、少し電源入れっぱなしにしてみようと
思う。