Waigaya Riders Club

Waigaya Riders Club(1998年1月発足)の発起人、タロウのブログ。
バイクの話がメイン

乗り換えてバージョンアップを必要とした時 その3

2007-08-21 13:40:00 | 楽屋裏話

 日が空いてしまいましたが、「ライテクのヴァージョンアップ その3」は、YZF-R1です。
順番で行くとGSX-R750の次はドゥカティ900SSなのですが、実はこの乗り換え時には「ヴァージョンアップ」と呼べるほどの事は無かったのでした。
理由は、パワー的にはダウンで車重はほぼ同じだった事と、私自身が一番イケイケの時期であったなのではないかな?と思います。

さて、そのR1。
選んだ理由は、速さ最優先では無かった事と、最新のハンドリングを体験したかったから、と当時は言ってました。
まあこれも嘘ではないんですが、実は「シートが赤い」と言う事も大きかったように思います。(笑)

で、900SSは、後軸85PS(FCR&マフラー&etc…装着後)で車重約200kg。
R1は、後軸135PS(実測値)で車重は装備で同じく200kgくらい。

ここまで違うと、まるで別の加速感です。
正直、面食らいました。(^_^;)
それでなくてもインライン4は2次曲線的加速するのに、R1は特に9500rpmから上は多段ロケットのブースターが点火したかの様なイメージでさらに急加速するエンジンだったのです。
「死んじゃうかも。(◎-◎)」
マジでそう思ったものです。(当時)

でも実際に私を悩ませたのは、ハンドリングの方でした。
具体的には、リヤサスが動きすぎて車体やタイヤの感じがよくわからなかったのです。
「気持ち悪い。攻められない。」
「おかしい、オフ車の経験から自分とヤマハハンドリングは相性は良いはず。」
まじでそう思いました。

結局、それはヤマハ側が意図して狙ったハンドリングで、「初心者にも150PSを楽しんで貰おう」とピッチングを大きくして、コーナーリング最優先では無かったとわかったのは随分後の事でした。
初心者と、(ピッチングが上手く使える)プロ級には高評価で、いわゆる中級レベルでレプリカ世代のライダー(私みたいな)だと、「よくわからない…(@_@;)」となりがちだったとか。
まあ初代R1は、今と違いネイキッド全盛時に企画されたバイクですからね。

900SSでの那須モータースメ[ツランドでのベストタイムは、50秒2。
YZF-R1では、50秒8がベストでした。
これが全てを物語っているでしょう。。。。

ちなみに、両車ともタイヤは当時の標準タイヤレベル。(ミシュランのA/M59X)
私自身のライダーとしてのイケイケ度は一番良い時だったと思います。
今だとタイヤグリップも上がっているし、何より私自身のサスセッティング能力が雲泥の差なので、もしかすると両車共に50秒を切れるかも…。
まあ、「かも知れない」ですが。(笑)

それで今回のバージョンアップですが、まず、乗り込む事でパワーに慣れる事でした。
最初は恐浮ウえ覚えた150PSも、だんだん「麻薬だ( ̄ー ̄)ニヤリッ」と陶酔出来るようになったり。(笑)
また、大きなピッチング(シーソーの動き)を上手く使う事も習得して行ったように思います。
これを覚えると、雨とか路面条件の悪いときに強くなりますね。
これはタイヤの使い方に通じ、より転びにくくなる。

私の知る限り今も昔も、これの習得にはヤマハ車が最適だと思いますです。

また、かなり試行錯誤したおかげで車体のセッティング能力がかなり上がったです。
車高調まで付いたフルアジャスタブルのリヤサスを付けた事もプラス要因でした。

'98のR1は盗まれてしまったので'99も入れて、実際には6年半乗ったR1。
ライテクもサスセッティング能力も、ずいぶんと勉強になった逸品でした。

今はR1で覚えた事をフル活用して、999で遊んでいるのです♪
那須のラップタイムは、初回でタイヤもノーマルのままで、スグに48秒台後半。
ハイグリップタイヤを履けば、48秒台前半も狙えるかも♪