「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

法と現実の狭間で

2008-11-19 22:40:47 | Weblog
メディアでも取り上げられていますが、蕨市内に居住しているフィリピン国籍の夫婦に入管より退去強制令が出され、最高裁でも結審をしてしまった。しかし、この夫婦の子は日本で生まれ育った。夫婦は違法な形で入国し、不法滞在を続けてきたとのこと。夫婦は日本社会に溶け込み、地域の皆様らも慕われ、ご主人は職場でも責任ある地位についているとのことであり、極めて同情の余地が多いものと思う。しかし、一方でこの夫婦が法に反していることも事実である。しかし、子供に罪はないのではないか。親の違法行為が子に不利益を生じさせてしまうのは何ともやるせない。ご夫婦にしても、日本に来た経緯は違法なものだったかもしれないが、その後日本社会の不利益につながることは微塵もやっていない。

「何とかしてあげたい」という想いと、法律の遵守。議会人としてはどちらも理解ができる。法と現実には常にこうした「狭間」が生じてしまうのだろうか?

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2 コメント

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Unknown (あああ)
2008-11-23 15:58:36
この子に特別待遇しちゃうとそれが今後日本社会の不利益につながると思います。同じような境遇の人はたくさんいますので。
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仰るとおりです (おおしま)
2008-11-24 13:30:23
あああさん(という名前でよろしいでしょうか)コメントありがとうございます。

私も現在の法律のままで、法律を曲げてこの家族もしくはお子さんを「特別扱いしろ」という言うつもりはありません。

現在の法律では、親の違法行為がそのまま子の不利益につながる、いわゆる「法の欠缺」と言われる状態が生じてしまうのではないか?と。今後の立法論としてやはり検討すべきではないかというのが、記事の真意です。もちろん、この家族が滞在が認められれば一番ハッピーだとは思いますが。(在留資格については法務大臣に広範な裁量が「法律上」認められているので、仮に大臣の判断でこの家族に滞在が認められても、それ自体は法律上不適切ではないと考えます。)

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