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東京は西新宿のとある高層ビル内にある、平和祈念展示資料館(総務省委託)に足を運んでまいりました。
先の大戦における、兵士、戦後強制抑留者および海外からの引揚者の労苦について、国民のより一層の理解を深め、後世に語り継いでいくことを目的に設けられた施設とのこと。
召集令状からはじまり、戦中・戦後の苦しい生活を偲ばせる展示品をじっくりと拝見いたしました。
特に、シベリア抑留者に関する資料展示には見入ってしまいました。戦争終結後も、約57万5千人に及ぶ抑留者が旧ソ連やモンゴルの極寒の地において、乏しい食糧と劣悪な生活環境の中で過酷な労働に従事させられました。抑留者が収容されたラーゲリ(収容所)の模様を再現した模型や、実際に使用されていた衣服・食器(かなり老朽化した状態)、死亡状況を伝える手紙等は、戦争とは決して見目麗しいもの、勇ましいものなのではないということをリアルに伝えるものでした。
死亡状況を伝える手紙は、同じく抑留された男性の手により妻の元に届けられたとのことでした。この男性に死亡通告書が出されたのがそれから3年。8月19日を持って直ちに戦争が終わったわけではなく、当事者にとっては戦後も戦中だったのでは?と色々な思いを巡らせてしまいました。
<写真:資料館の入り口。館内は撮影禁止でした。>
先の大戦における、兵士、戦後強制抑留者および海外からの引揚者の労苦について、国民のより一層の理解を深め、後世に語り継いでいくことを目的に設けられた施設とのこと。
召集令状からはじまり、戦中・戦後の苦しい生活を偲ばせる展示品をじっくりと拝見いたしました。
特に、シベリア抑留者に関する資料展示には見入ってしまいました。戦争終結後も、約57万5千人に及ぶ抑留者が旧ソ連やモンゴルの極寒の地において、乏しい食糧と劣悪な生活環境の中で過酷な労働に従事させられました。抑留者が収容されたラーゲリ(収容所)の模様を再現した模型や、実際に使用されていた衣服・食器(かなり老朽化した状態)、死亡状況を伝える手紙等は、戦争とは決して見目麗しいもの、勇ましいものなのではないということをリアルに伝えるものでした。
死亡状況を伝える手紙は、同じく抑留された男性の手により妻の元に届けられたとのことでした。この男性に死亡通告書が出されたのがそれから3年。8月19日を持って直ちに戦争が終わったわけではなく、当事者にとっては戦後も戦中だったのでは?と色々な思いを巡らせてしまいました。
<写真:資料館の入り口。館内は撮影禁止でした。>