「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

2011親学フォーラム 家庭教育支援の新しい展開~親の学び・親育ち支援ネットワークの構築~

2011-11-23 13:00:00 | Weblog
先日の青年会議所例会でご講演をいただいた高橋史朗先生がパネルディスカッションのコーディネーターを務めるとのことで、標題研修会に参加させていただきました。

会場には親学発祥の地ともいえる埼玉県内の親学アドバイザー、保育関係者の皆様をはじめ、多くの参加者が参集し、急きょ座席を追加する盛況ぶりでありました。

冒頭に城井崇文部科学大臣政務官より「教育行政の現状」と題して講演があり、家庭教育支援の事例を交えながら概括的なお話がありました。続いて、以下の5名によるパネルディスカッションが行われました。

高口務(放送大学学園総務部長、前文部科学省生涯学習政策局男女共同参画学習課長)
丸山敏秋(社団法人倫理研究所理事長)
村上和雄(全日本家庭教育研究会総裁、筑波大学名誉教授)
山谷えり子(参議院議員)

コーディネーター:高橋史朗(親学推進協会理事長、前埼玉県教育委員会委員長)

生命倫理を専門とする村上氏からは、利他的なDNA、母性が本能であるということは科学的に証明できるといったお話があったり、丸山氏からは子どもの出生前体験、体内記憶といったややスピリチュアルなお話もありましたが、家庭教育の重要性といったものが極めて学問的に根拠を持ったものであることが理解できました。

一方で、参加者の親学アドバイザーからは「お金を渡せば少子化対策になる。子供産むようになるのでは?という発想が許せない」といった、子ども手当を念頭に置いたであろう発言も出されました。子ども手当のみで子育て支援策が完結するという発想は民主党は持っていないので、明らかに誤解に基づいた認識でありますが、家庭教育という喫緊且つ重要な課題だけに、親学支援ネットワークが公的な子育て支援策を否定する方向に向かいはしないか?そういった求心力が働きはしないか?という懸念も持ったところです。

家庭教育の役割・重要性を見直すということと、社会全体で子育てを支えることは相互補完的な関係で二律背反的なものではないと言う考えも新にする機会ともなりました。


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