「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

荒川左岸水害予防組合水防演習

2013-06-29 10:00:00 | Weblog
戸田市、川口市そして蕨市で構成をされる標題組合の演習に、消防団分団の一員として参加してまいりました。

年に1回持ち回りで行われている企画で、今年は蕨市が当番市。本市では講演会形式での演習を毎回実施いたしております。なお、組合事務局は蕨市で持っております。

当組合では、「水防演習実施計画」を策定しております。その中で、「台風シーズンを迎えるに当たり、出水期に際して、消防機関はもとより住民の防災、及び災害に対する心構えを確立し、これを啓発することを含め、当組合の水害に対する万全の水防体制保持と、その整備に資することを目的とする。」と定めており、本日の演習もこの目的の一環として実施をされるものであります。

会場となった蕨市民会館コンクレホールには、3市の消防団、自主防災会、消防職員及び関係部署職員が多数参加をいたしました。

主催者あいさつ、来賓あいさつに続き講演会が開かれ、「河川の最近の課題と荒川の治水対策」と題して、波多野真樹氏(国土交通省関東地方整備局荒川下流河川事務所長)よりご講演をいただきました。

波多野氏は、東日本大震災発災時には、内閣府に勤務しており、政府の現地災害対策本部立ち上げに従事された経歴をお持ちであり、講演の冒頭では「被災地においては、消防団、自治会等の組織が確立されている地域では、生存者の確認及び避難先の確認等がスムーズになされていた。災害発災時における消防団・自治会等の活躍に期待したい」という趣旨のご発言もありました。

講演の主な内容としては、「近年の日本の河川被害状況」、「荒川の概要と歴史」、「荒川下流部の主要事業(治水)」、「水防に関する情報提供」という話題が提供をされました。

ハード面での水防対策(橋梁掛替、堤防強化対策、スーパー堤防の整備、高規格堤防整備等)も去ることながら、秩父地域等の荒川上流域での増水をつぶさに把握し情報を下流域自治体に伝達すること、地震とは異なる視点での避難所設置等の要諦についても言及がありました。

その他、上記視点を盛り込んだ関係法令(河川法等)改正について、実践的なハザードマップ作成、水害情報の伝達チャネルの多様化等々幅広の話題提供を含む講演となりました。

講演後は、荒川下流河川事務所製作のDVD「荒川氾濫」の上映もなされました。

主催者の皆様、参加者の皆様、休日午前中の活動、お疲れ様でした。

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