「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

立川談慶 ネタ下ろし独演会

2013-06-28 19:00:00 | Weblog
夜は、長野県上田市出身の噺家「立川談慶」師匠のネタ下ろし独演会に行ってきました。JR御徒町駅近くの上野広小路亭へ。

会場はほぼ満席といった状況。見たところ、落語ファンというよりは談慶師匠のファンという感じの人が多かったのかな?と思われました。

掛けたネタは「牛ほめ」、「粗忽長屋」、そしてネタ下ろしとなる「抜け雀」の3作品でした。

寄席ですと1人当たり15分程度の持ち時間ですので、話をかいつまんで高座に掛けることになります。しかし、独演会ですと、寄席では中々聞けないスジまで耳にすることができます。

「牛ほめ」も、与太郎が叔父さんの家作を褒める件だけではなく、飼っている牛を褒める件も父親から手ほどきを受ける部分が盛り込まれていました。

「粗忽長屋」は、「芝浜」と並ぶ、故立川談志師匠の十八番とのこと。粗忽者が長屋の熊さんを「浅草の観音様の前でお前が死んでいる」と必死に説得する件が、寄席よりも詳細に盛り込まれていました。

そしてネタ下ろし披露となった「抜け雀」。一文無しの絵師が宿代代わりに経師に描いて行った雀が、ある日突然経師から飛び出し向かいの家の屋根に飛んでいき・・・。経営に苦しんでいた宿屋に思わぬ利益をもたらすが・・・。

名人が自分の身の回りの事には頓着せず、さりげなく(いや、実に傲慢に?)自分の腕前を発揮していく。そんな話が落語にはいくつかあります。彫り物の大名人「左甚五郎」が同じく無一文で宿に転がり込み、宿代代わりに竹で作った「水仙」を宿において行く・・・という「竹の水仙」も是非聞いてみたいと思い、アンケートでリクエストさせていただきました。


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