映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

座頭市物語  勝新太郎

2009-02-26 20:51:03 | 映画(日本 昭和35年~49年)
その後26作も続く座頭市の第一作である。
小さいころ五反田の大映で座頭市を見た記憶があるが、これかどうかはわからない。勝新太郎もまだ若かったけれど、すごい迫力だ。剣の扱いがちがう。

目くらの座頭市は昔ひょんなことで知り合った親分を訪ねてくる。
その町は二つのやくざ勢力がしのぎを削っている。映画「用心棒」のような設定。
やくざの身内に目くらだと最初は馬鹿にされるが、座頭市の剣の実力を目にして一目置かれる。
そんな時反対勢力の用心棒天知茂と釣り場で一緒になる。座頭市と天知は気が合い杯をかわすが、やがて両方の勢力の対決の中に巻き込まれていく。。。

のちにテレビ朝日の「非情のライセンス」で渋みを発揮する天知茂もまだ若い。「明智小五郎」もよかったなあ。うまい歌ではないが「昭和ブルース」が渋すぎた。
確か新東宝所属だった気がするので、この作品は移ったばかりか?
本当は対決するはずではなかった二人が斬りあうシーンは見ものである。

大映は映画の斜陽と放漫経営でつぶれてしまうが、初期の勝新、市川雷蔵が描く、東映時代劇と比較すると暗めの時代劇が好きだ。女性も若尾文子、直後に離れるが山本富士子と色気をむんむんさせる美人が目立つ。


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