映画とライフデザイン

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映画「her 世界でひとつの彼女」ホアキン・フェニックス&スカーレット・ヨハンソン

2014-07-04 06:01:16 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「her 世界でひとつの彼女」を映画館でみた。
予告編から気になっていた。ピンク系の映像がセンス良さそう。
姿を見せないスカーレットヨハンソンの声も評判よさそうだ。

同業会社との寄りあいに行くと、単身赴任者が多い。飲みながら話を聞いていると、1人になった時に、「お掃除ロボット」や「ペット・ロボット犬」に話しかけるのが楽しみのような話をよく聞かされる。いい年したオジサンからだ。もう若い女のケツを追いかけるのも疲れた人たちは、反応がある人工ロボットが大好きだ。最初聞いた時にはビックリしたが、単身者が多いマンションではこういうロボットを外に連れて行って公園で遊ぶオジサンたちもいるらしい。


そういう話を聞いているのでこの映画の設定気になった。
映画は期待ほどではなかったというのが本音だけど、それなりに楽しめた。
強面ホアキンがこの役に合わないという人もいるが、なかなかよく演じている。



近未来のアメリカ・ロサンゼルス。
自分の想いを言葉にできない人の代筆を仕事にしているセオドア(ホアキン・フェニックス)は、妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別居して、1人さみしい日々を過ごしていた。
そんな時、セオドアは街の広告で人工知能型オペレーティングシステム「OS1」をみつけて、早速自宅のパソコンに入れ込む。女性か男性かという質問で女性を選択すると、サマンサが登場する。その声は人間味に溢れているリアル感があった。それ以来、サマンサ(声:スカーレットヨハンソン)に魅了され、常にいろんなやりとりをし、携帯電話に移して外出するようになる。セオドアは大学の同級だったエイミー(エイミー・アダムス)にばったり会い、ブラインドデートをする女性を紹介されるが、先方は真剣な交際を望んでいて気がのらない。。
逆にセオドアはサマンサに深入りしていくが、妻との離婚問題を片づけなければならなった。。。

近未来のロスでは話しかけるだけで、メール確認をしたりするシステムがある。空を車が飛んでいるとかSF映画を思わせるすごい設定に放っていないが確実に進んでいる。



1.嫉妬心
サマンサは自分だけに特化したOSではなく、8000人以上の人と同時に話し、600人以上の恋人がいることがわかる。それでセオドアは嫉妬するのだ。この気持ちなんとなくよくわかる。この映画男女の恋の根底にある嫉妬心にフォーカスをあてている。突如OSがつながらなくなってうろたえる時のセオドアのしぐさが笑えるが、人間の感情の機微をついている。

2.美女群登場
ルーニー・マーラは「ドラゴン・タトゥの女」の怪演が印象的、ここでは割と普通の女性を演じる。セオドアと恋愛のすえ結ばれたのに離婚に進む。単純に何で離婚するの?と思ってしまうが、そこを詳しく説明せずに焦点をサマンサとの恋にあわせる。エイミー・アダムスはけだるい雰囲気を醸し出す。あえてそうしていると思うが、ここまでやつれたエイミーを見るのは珍しい。でも途中で意外な展開が訪れる。

何はともあれスカーレットヨハンソンの声が魅力的だ。フランクな感じで自分だけの秘密もここだけということで告白できそうだ。人工的でないこんな普通の女の声がするOSがあれば自分も欲しい。

この映画、かなり近未来を正確に予測している気がした。

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