映画とライフデザイン

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映画「アメリカン・ドリーマー」 ジェシカ・チャスティン&オスカー・アイザック

2015-10-14 18:53:45 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「アメリカンドリーマー 理想の代償」を映画館で見てきました。


「インターステラー」以来のジェシカ・チャスティン登場で、まだ自分が大学生だった頃のニューヨーク移民の話だという。主人公は「インサイドルーインデイヴィス」オスカー・アイザックである。一代で財産をつくりあげたニューヨークで商売を営む移民上がりの主人公が業況拡大をいやがるライバル業者の執拗な嫌がらせを受ける話である。80年代前半の退廃的なニューヨークの姿をあらわにした映像が気になり見にいった。原題は「A Most Violent Year」、まさにその年1981年はニューヨークが最悪に荒れきっていたころで映像でもその部分をあぶり出す。
しかし、内容の要旨がつかみづらい。異邦人の自分には理解不能な部分があるのか、雰囲気をつかみながらもそのまま成りで最後まで見たといった感じだ。

1981年、ニューヨークが舞台だ。ヒスパニック移民のアベル(オスカー・アイザック)とその妻アナ(ジェシカ・チャスティン)は灯油の販売でのし上がっていた夫婦だ。


石油の備蓄をして事業拡大するために、イーストリバー沿いでマンハッタンのビル群を見渡せる250万ドルの土地購入の手付金としてユダヤ人の地主に40%の100万ドルを支払った。その直後、彼の成功を阻止しようとする何者かの手によって、タンクローリーに積荷したオイルの強奪、誰かのタレこみによる地方検察からの嫌疑などの嫌がらせを次から次へと受ける。30日後に土地残金決済がきまっていたが、信頼していた銀行からの融資を突然断られる。アベルは金策へと動くが、簡単には150万ドルは用意できない。このままいくと、100万ドルが手付流しとなってしまうのであるが。。

日本ではせいぜい土地購入の手付金は10%である。ところが、ヒゲのユダヤ人売主は40%とる。銀行とは信頼関係で結ばれていたが、地方検察に立ち入り調査を受けていることや、タンクローリー強奪に抵抗した社員が銃をつかって撃ち合いになったことを警察にとがめられたことなどで、銀行が不審に思い融資が断られる。他に金の目当てはない。ひたすら金策するしかないのである。

八方ふさがりなのに、いまだ周りでは変な事件が起きる。
この映画は追いつめられた主人公がどう切り抜けていくのかをしっかり追跡する。




以下若干ネタバレだが

緊迫感のあるシーン1
従業員と無線で連絡をとりあって、何か危険なことがあれば知らせろということになっている。すると、自社のタンクローリーが襲われる事件がおきる。現場にすぐさま向かう主人公アベル。タンクローリーのあとを懸命に追うベンツ。緊迫感のあるシーンだ。車はクネクネと普通に道をそれ、地下鉄の横トンネルの中にまで入っていく。気がつくとタンクローリーは倒れている。


中には男がいたが立ち去る。逃げる男を主人公が追いかける。男は地下鉄で電車に乗る。閉まる寸前のドアに入り込むのをみて、あわてて車両に入る主人公だ。主人公は懸命に探すがわからない。そして見つける。このあたりドキドキしてしまう。

全体的にわかりづらい部分が多いけど、このあたりは万国共通のスリル

緊迫感のあるシーン2
手付流しを目の前にして、懸命に金策に走る主人公は高利貸しや同業者のあたりもまわる。なかなかうまくいかず、ユダヤ人の地主にいったら、3日だけ待ってくれるという。ここで妻アナ(ジェシカ・チャスティン)が登場、思いもかけない展開へ。そう彼女が助け船を出すのだ。


何が言いたいんだろう。自営業者の夫婦一心同体ということが言いたいのであろうか?このあたりは自営業者の人が見ると、何か思う所があるだろう。いや、サラリーマンでも妻に隠れてこそこそ悪いことをしていたが、最終奥さんにあと始末をしてもらうことがあるかもしれない。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
オスカーアイザックのフォーク歌手ぶり



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