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男子シングルが好きです。

氷の国の物語 あとがき (イラスト付き)

2010-02-09 23:45:27 | 氷の国の物語
あとがきを書こうかな~と思いつつ、わざわざ書くほどのものでもないか~と思って書きそびれていました。
でもゆゆんさんがまたまた素敵なイラストを2枚もくださったので、あとがきを書きたくなりました。

そのうちの1枚はdai王子とkumなので、挿絵に使わせて頂きました。→<氷の国の物語 10
戴冠式の後の舞踏会の場面と考えると、場面的にも物語の最後にぴったりです。
ゆゆんさん、またまたありがとうございます!
この絵はkumさんが羨ましすぎ!微妙に、いやかなり嫉妬しました。(笑)
kumさんにとっては最高のプレゼントになるのではないでしょうか。

もう1枚の絵は大ちゃんなので、ここで紹介させてくださいね。

イラスト by ゆゆんさん
(このイラストの掲載はゆゆんさんの許可を頂いています。転載・使用・コピーはご遠慮下さい。)

大ちゃんとdai王子、ゆゆんさんがタッチから雰囲気までしっかりと描き分けてらっしゃるのがすごいです。
こんな真っ直ぐな眼差しで、バンクーバーの舞台に立ってほしいと思います。
こちらの大ちゃんはkumさんだけでなく、私達ファン全員へのプレゼントですよね?(と強引に念押し 笑)

kumさんへの誕生日プレゼントという形でこのお話を書かせてもらって、一番のサプライズであり、kumさんだけでなく私へのプレゼントでもあったのが、ゆゆんさんのイラストです。
もったいないぐらい素敵なイラストばかりだったし、何気なく始めたものがこんなふうに広がっていくんだなってことがとても新鮮で嬉しかったのです。書き始めたのもkumさんとの縁からだし、人との繋がりっておもしろいですよね。自分1人では絶対に生み出されるはずがなかったものが出てきます。

このブログでお話を書いた最初は、まだブログを始めて間もない頃、別の友人への誕生日プレゼントでした。そのときは別の内容をメインに書いたので、お話はおまけで短いあらすじのみ。
そのときも今回も、自分がプレゼントとしてお話を書くということに、実は少し疑問を持っていました。
だって大ちゃんファンは皆さん妄想力豊かでしょ?誰もが自分の頭の中では何らかのお話を紡いでらっしゃるはず。
自分と自分が好きな選手が登場するお話ならば、本人が作るのが一番その方の好みに合うのではないでしょうか。ある程度内容をリクエストされたとしても、私が書いたならばその方の好みに染まないものができてしまうんじゃないかと思ったのです。
でも自分自身ではなく、他人に自分が主人公のお話を作ってもらうことに意味があるのだろうと思って書きました。普通そんなことはほとんどありませんものね。

書くからには、自分がまずは楽しもうと思って書きました。自分の好みに走りすぎた部分もあるかも。(笑)
kumさんにリクエストされた部分はなるべくそのまま入れたつもりです。助けられる力を持つのに見守るだけ、というリクエストは私にとってはすごく新鮮でした。
私なら、助けられるから助ける、または助けたいけれど助けることができないから心配しながら見守る、そのどちらかの発想しか思い浮かびません。

無機質なPC画面を見るとお話が思い浮かばないので、ストーリーの基本部分は、料理や後片付けをしながら台所で考えました。考えたアイデアはとりあえず娘に話してみました。
まずは何を試練の内容にするか。
「大ちゃんダンスなら間違いなく勝てるから、ダンスでもさせる?」、「いいんじゃない」と適当な娘。「でもダンスで王様を決めたら国が滅ぶね」と自分でダメだし。
外交能力や軍事能力や内政能力で王様は決めるべきなんじゃないかと思うのですが、それだとおとぎ話になりません。3つの試練の内容は妥協案です。

2番目の試練、dai王子をkumが助けに行くと話すと娘は、「助けに行ったら普通に失格でしょ」
3番目の試練、魔法使いnikが魔法を使って妨害する場面では、「そんなことしたらばれちゃうじゃない。そんなことするほど頭悪くないでしょ」
どれもダメだしされましたが、そのままお話にしました。
しかし、娘はこういうお話では失格になった王子たちは殺されると思っていたようです。完成したものを読んだときも、剣試合の終わり方を「生ぬるい」と言っていました。
どこでどう育て方を間違えたのか、私よりもずっと残酷なようです。(汗)

書いている最中に、コメント欄で「見守る側と見守られる側」のお話が出てきたのも新鮮でした。元々私は小説を読むときもストーリー展開を追うのが好きで、心理描写が長々と続くのは好きではないので、こういう部分に興味を持って読まれたりもするのかとかなり意外でした。
その後は心理描写にも力を入れたかったのですが、お話を進ませ終わらせることを重点として書いたので、心理描写は半端になってしまいました。お話の中で解決できていない部分が多すぎます。

「見守る側と見守られる側」は考え出すと複雑で深すぎるテーマなので、このお話の中では簡単にしか扱えませんでした。
あと私が興味あるのが、「優しさと弱さ(又は強さ)」について。これは3番目の試練でのテーマにしたかったのですが、うまく書けず心残りです。
今回は最初の予定よりも長くなってしまいましたが、お話を書くこと自体はおもしろいので、いつかまた機会があったら何か書いてみたいと思っています。


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4 コメント

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楽しかったデス (ゆゆん)
2010-02-10 18:15:08
こんばんは~walさん。
今回はkumさんのお誕生会に勝手に箸とお茶碗持って交ざっちゃって(笑)、なのに追い返しもせずお仲間に加えてくださって、ありがとうございました~。
walさんの心のこもった物語と、縁あってお会いしたことのあるkumさんの面影と、私の勝手な妄想を散りばめて(爆)描いていてとても楽しかったデス。

そして、読まれた方の物語の印象を壊すようなことも多々あったとは思いマスが^_^;どうかご容赦くださいませ~(逃亡)。
またお絵かきにコメントくださった方々にも、この場を借りまして、ありがとうございました~嬉しかったデス(ぺこり)。

架空の物語を一から作り上げるって、素晴らしいデス!walさん!!!
「氷の国の物語」をとても楽しませていただきましたっ!ゴチになりましたっっっ。


もうすぐバンクーバーが始まるっていうのに、なんだかまったりお茶の間ファンになっちゃって、のんびり~と構えてマス(おいおい)。
でもダイスケくんが「僕の寿命はバンクーバーまで」と言いきったあのときの想いが成就されますようにと、
それはほんとうに本当に心から願ってます。
ずっと祈ってます。
返信する
ありがとうございました! (kum)
2010-02-11 13:08:35
walさん、みなさん、こんにちは。
はい、最高のプレゼントです!ゆゆんさん、ありがとうございました。
マミーさんのところにファンって「盛大な片思い」だなって書いたことがあります。今回の「Thank you」の絵で片思いの一部分が報われたような気がしました。「二人で紡いだ心」って涙が出ちゃう。daiの横顔はわたしが見惚れてしまうあの横顔です。walさんも、ゆゆんさんもなぜかわかっていらっしゃる。私のツボ・・・。
daiと大の雰囲気を描き分けていらっしゃるのにはわたしもびっくりしました。すごい!

>自分自身ではなく、他人に自分が主人公のお話を作ってもらうことに意味があるのだろうと思って書きました。普通そんなことはほとんどありませんものね。
そうなんです。自分の中では自分がわかっているようにしか進みませんし広がっていきません。だけど、今回のような機会は絶対と言っていいほどないのでわたしもすごく新鮮でした。
「力はあるけれどあえて見守る」という一言は、今思うとわたしのなかにあった結構深い思いだったかなとお話の完結を迎えて感じてます。
大輔君にさまざまな試練が起きたとき立ち上がるのは彼にしかできないことだけど、もしも自分に何か力があったらいいのに。
でも、大勢のファンのひとりに過ぎない私はなにもできないし知るよしもない。ただ祈ることしかできない。
いや、たとえ力があったとしても何かをできる立場にあったとしても、彼自身が自分から立ち上がり自分と向き合わなければならないことなんだ。
こんな思いがいろんな情報が出てくるまではぐるぐる頭の中を渦巻いてたのですね。
だから、walさんが書いてくださったことでわたしもそのことを再確認できたし、お話の形で昇華していただいたような感じです。

それと「見守ること見守られること」「優しさと弱さ」
これも大げさかもしれないけどわたし自身の今までのテーマでした。
walさんが言葉にしてくださったので、改めてしみじみこれまでを振り返れました。

自分の気持ちを発信してそこから広げてつないでいただくという貴重な経験でした。

P.S
娘さん、とらえ方がなんかすごい!残酷というよりクールでクレバーな印象です。
わたし、そういう感性好きかも・・・。
返信する
お誕生会へようこそ! (wal)
2010-02-11 21:31:23
ゆゆんさん、こんばんは
お誕生会に交ざってくれてありがとうございました!プレゼントが倍以上豪華になっちゃいました~!
>読まれた方の物語の印象を壊すようなことも多々
とんでもないです。私の頭の中にあった絵をずっと美しくしたような感じでした。特にdai王子の凛々しさ、かっこよさは感動ものでした。
>架空の物語を一から作り上げる
でも基本ストーリーはすごく単純でありふれたお話ですからね。それにフィギュアの全日本をパロディにして絡ませただけという。(汗)

>ダイスケくんが「僕の寿命はバンクーバーまで」と言いきったあのときの想いが成就
あれは切ない言葉でしたね。OPに関しては彼の考えは変わらないみたいだし、想いが成就されてほしいと私も切に願っています。でもゆゆんさんと同じで、やたらとのんびりまったりしているファンになってしまっています。(笑)
返信する
私にとっても貴重な経験でした (wal)
2010-02-11 23:18:27
kumさん、こんばんは
>ファンって「盛大な片思い」
そうですよね。ファンってそんな感じ。それでもいいやって開き直っていますが。(笑)
>今回の「Thank you」の絵で片思いの一部分が報われたような気がしました。
ゆゆんさんのお陰ですね。しかしムードを壊して申し訳ないのですが・・・今じっくりとあの絵を見返してきましたが、やっぱりkumさんばっかりずっこいです!dai王子、原作者の私にも何かサービスを!(爆)ドSでだいぶいじめたから無理ですね・・・(泣)

>たとえ力があったとしても何かをできる立場にあったとしても、彼自身が自分から立ち上がり自分と向き合わなければならないことなんだ。
そんな思いから出たリクエストだったのですね。怪我のときも他のときも、何もできないことが歯痒かった。それは同じだったと思うけれど、kumさんは一歩進んだ思いを持たれたんだなと思いました。私なら、助けられるなら助けちゃうよ~。(笑)

>お話の形で昇華していただいたような感じです。
現実の大ちゃんも昇華した姿を見せてくれるのではないかしらと思っていますよ。もう1週間を切ってしまいましたが、見守っていきましょうね。

>自分の気持ちを発信してそこから広げてつないでいただくという貴重な経験でした。
kumさんにとっても貴重な経験になったのならよかったです。私は自分ではなく、あえて他の方の思考を元に書くというのが、貴重な経験でした。その部分以外はまともに自分を出してしまいましたが。
それまでとは違うことをやると、確実に世界は広がりますよね。また何かおもしろいことがやりたいですね。
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