気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

ネーベルホルン杯

2008-09-28 22:57:05 | フィギュアスケート大会
ドイツで開催されたネーベルホルン杯、日本からは織田君と鈴木明子ちゃんが出場していましたが、個人的に一番注目していたのはトマシュ・ベルネルです。なぜか書く機会がなくて、彼のことをこのブログで余り書かなかったけれど、私はかなり彼のファンです。
大ちゃんが断トツに好きで、その次に好きな選手といったらトマシュ。佐々木君も相当応援しているけれど、トマシュのほうがずっと好きかな。ごめん、佐々木君、あなたの躍りとっても好きだけど、まだあなた高校生だし、って何言ってんだか。(汗)

男子シングル             合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 織田信成(JPN)        224.67 77.91(1) 146.76(1)
2位 Michal BREZINA(CZE)    220.29 75.84(2) 144.45(2)
3位 Yannick PONSERO(FRA)   197.71 61.79(8) 135.92(3)
4位 Tomas VERNER(CZE)     197.38 70.65(3) 126.73(4)

織田君が優勝です。おめでとう!SP、FSともに1位で織田君はブランクを感じさせないほど調子がいいようですね。小塚君がずいぶん成長してきたとはいえ、日本の男子シングルが高いレベルで切磋琢磨してさらに強くなっていくためにも、喜ばしいことだと思います。
プロトコルを見ると、SPはミスのない演技をしたようですね。FSでは3A-3T-3Loを跳んでいます。さすがコンビネーションが得意な織田君。最初にこれを跳ぶと、会場がわっと沸くんですよね。後半のアクセルはパンクしています。
トマシュと同じくチェコのブレジナ君は安定感のある選手ですね。彼は昨年この大会で優勝し、今年は既にJGPのフランス、イタリア、2大会で優勝しています。まだ4回転はないけれど、3Aが安定して跳べるのは強いです。
ポンセロ、SP8位からFS3位、総合も3位に付けました。SP、FS両方で4回転に挑戦、FSでは成功させています。
しかし、トマシュ、このメンバーでSP3位発進、FS4位で総合も4位、表彰台を逃してしまいました。しかも同国の後輩に負けています。(泣)
SPのジャンプ構成は、昨季はいつも大ちゃんと同じ3F-3T、3A、3Lzを跳んでいたのですが、今回は3T-3T、3A、3Lzという構成です。どこか調子悪かったのでしょうか?アクセルは回転不足です。スピンもレベル1が2つ。FSでは4回転に挑戦していますが、転倒したのでしょうか?アクセルは1つは成功させていますが、1つはパンク。まあ、トマシュはスロースターターだし、試合によって波があるし、この後に期待することにします。

女子シングル             合計点 SP(順位) FS(順位)
1位 Alissa CZISNY(USA)     168.28 56.55(1) 111.73(1)
2位 Laura LEPISTO(FIN)     154.21 55.04(2) 99.17(2)
3位 鈴木明子(JPN)        146.93 55.02(3) 91.91(3)

1~3位はSPもFSも同じ順位のままでした。明子ちゃん、3位おめでとう!正直、もう少し上の段に上がってほしかったけれど、がんばりましたよね。
SPは明子ちゃんのTESが一番高くて、もう少しPCSが出ればSPは1位か2位でした。GPSにも今まで出場していなかった明子ちゃんは、PCSが出にくいのでしょうか?宮本さん振付のラ・カンパネラだから、実績があればもう少し出ていた気がします。
FSは2回転になったり回転不足になったりとミスが多かったようです。今後の課題ですね。フィンランディアにも出るようなので、ミスを今後に生かして成長し、NHK杯や全日本ではいい演技をしてほしいです。
優勝したシズニーは、姿も演技も美しい好きな選手です。これまでの印象だとジャンプが決まらない崩れやすい選手という印象でしたが、がんばりましたね。
レピストも伸び盛りの実力を付けてきている好きな選手だし、この大会の映像が見たいです。動画、上がらないでしょうか。

ペア                                 合計点 SP FS
1位 Aliona SAVCHENKO/Robin SZOLKOWY(GER)    183.22 1 1
2位 Maria MUKHORTOVA/Maxim TRANKOV(RUS)    168.80 2 2
3位 Tatiana VOLOSOZHAR/Stanislav MOROZOV(UKR) 156.08 3 4

優勝はサフチェンコ&ゾルコビー組。さすが世界チャンピオン、余裕で2位以下に差を付けています。そういえばこの2人には、地元ドイツの試合だったんだな~と時間が経ってから気付きました。

アイスダンス                         合計点 CD OD FD
1位 Emily SAMUELSON/Evan BATES(USA)     176.15 2 1 1
2位 Alexandra ZARETSKI/Roman ZARETSKI(ISR)  168.59 1 3 2
3位 Jane SUMMERSETT/Todd GILLES(USA)    163.53 3 2 3

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6 コメント

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細かく見るとおもしろいですね (wal)
2008-10-03 22:08:08
蛍さん、こんばんは
織田君の動画あったんですね。教えてくださってありがとうございます!探して見てきました。

>ネーベルホルン杯のリザルトを見て、織田君のProgramComponentsの点数のバラつきがえらい大きいなって不思議に思ってたんです。(特にTransitonsやInterpretation)
ホントだ~。実は私、ProgramComponentsって細かく見ないんです。(汗)
だから蛍さんに指摘されて気付きました。ジャッジによっては厳しすぎるような低い点を出していたりもしますね。織田君は評価の分かれるタイプなのでしょうか。
ブレジナ君とトマシュはそこまでバラつきのない点を出しているのに。特にトマシュ、高いPCS出していてさすがです。ジャンプミスが惜しい!
そして動画の織田君ですが、モロっぽい腕の動きはあるものの、印象は今までとあまり変わらないですね。
スケーティングや姿勢など基本的な部分は、一度身に付いてしまうと、中々直らないのでしょうね。

>でもモロゾフさん、WFSで吼えたほど織田君に手を掛けてるのかな?
あそこまで吼えたからには、完成品に仕立てた織田君というのを見せてもらいたい気がします。今季は仕方がないけれど、来季はモロの競技プロも見てみたいし。4回転は跳んでほしいけれど、やっぱり回避すると思います。大会で挑戦したら、あの師弟をうんと褒めて差しあげます。(笑)

>最終的には大輔君が出る大会では表彰台の真ん中は大輔君に上がってもらいます(笑)。
全くの同感です。個人的にはジュベールの隣で表彰台の真ん中に上がった大ちゃんの姿が見たいです。GPFとワールドでぜひ!
返信する
うーん・・・ ()
2008-10-03 00:08:05
walさん、皆さん、こんばんは。
今頃なぜここへ?と思われるかもしれませんが、実は先日こちらでネーベルホルン杯のリザルトを見て、織田君のProgramComponentsの点数のバラつきがえらい大きいなって不思議に思ってたんです。(特にTransitonsやInterpretation)
それで、やっと今日織田君のネーベルホルンのLPの動画をみつけて見ることができたのですが、一言で言うなら「うーん・・・あんまり変わってない」なんです(あくまで素人の個人的な意見ですが)。確かに柔らかいジャンプの着地や体勢自由なスピンなどは健在なのですが、全体的な滑りが、モロゾフさんについて良くなったかといわれると、そこまではー・・・・みたいな。上体の動きや腕の振りなどは「モロゾフ一家」の色になっていたのですけど、ジャッジによっては好みが分かれそうな。現にジャンプミスの多かったトマシュ君の方がProgramComponentsについては点数高いですものね。これでトマシュ君にジャンプミスが無かったら相当の高得点だったかも。
N杯までまだ時間もたっぷりありますし、まあモロゾフさんも手を入れてくるでしょうから、これからレベルを取れるように修整するでしょうけどね。でもモロゾフさん、WFSで吼えたほど織田君に手を掛けてるのかな?
なぜ、ここまで織田君のプログラムが気になるのかは、もちろん大輔君の(国内の)ライバルとして仕上がってきてもらいたいから。大輔君もその方が気合もはいるでしょうし、日本男子全体のレベルももっと上がってほしい。だから織田君にも4回転入れてきてほしいのだけど、今期はやはり回避しますかねー?
でもトマシュ君にも織田君にも、他の選手にも頑張ってほしいのですが、最終的には大輔君が出る大会では表彰台の真ん中は大輔君に上がってもらいます(笑)。

だらだらと長くなりました。ごめんなさい。
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女子も気になります (wal)
2008-09-30 00:32:16
わ~、cocoさん、お久しぶりです!
時々cocoさんのこと考えていたんですよ。NHK杯と全日本ジュニア、どちらに行かれることになったのかしら、とか。あと町田君からついcocoさんを発想してしまいます。(笑)
筆力とか冴えわたった文章というのは、思いっきり冷汗です。かなりひどい文を書いていますからね。

>優勝を疑っていなかった私としてはとても切ない結果でした。
実は私もです。正直に言うと、このメンバーなら優勝してほしかったです。それぐらいでないと、NHK杯や全日本の表彰台を狙うのが厳しくなります。
>昨季のゴールデンスピンでは、優勝したのにミスがあったからと泣いていたようなお人
そうだったのですか。今回も自分を追い詰めず、次の試合へのステップへと、頭を切り替えられればいいのですけれど。

>シズニー選手は今季ジャンプの調子も上がって、小さな試合で既に良い内容で優勝を重ねているそうです。
cocoさん、色々と詳しいですね。ありがとうございます。アメリカ女子、若い世代が台頭してきて、シズニー達には厳しいことになるかなと思っていたのですが、まだ若いしがんばっているのですね。
>どの選手もやはりおなじところで留まってはいませんよね。
去年はこうだったから今年もこうって、決め付けてはいけないですよね。生まれ変わったように調子が良くなるのがフィギュアの選手ですね。

>私はゆかりちゃんのこともトリノの選考以来、肩入れして応援してきたので全日本に関してはすごく複雑です。
同じ~。日本女子、私はどの選手も応援しているので複雑です。明子ちゃんに一度代表入りしてもらいたいけれど、落ちてほしい選手なんていないんですよね。ファンが考えても仕方がないので、選手達を見守るしかありませんね。

>信成くんは実績を残していく必要があるので、練習しているという4回転は(その仕上がり状態は知らないのですが)今後も入れてこないような気がしています~。
よほど仕上がってない限り入れてきませんよね。でもやはりリスクを冒すという挑戦も織田君にしてもらいたい気がします。大ちゃんファンだから、安全策を取る選手よりも限界に挑戦し続ける選手が好きなんです。小塚君も4回転を試合に入れてきている今、織田君が彼と日本の2番手を争うならば、織田君にも挑戦してもらいたいのです。

cocoさん、またいらしてくださいね。門を大きく開けて待ってますよ~。
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そっか~、4-3 (wal)
2008-09-29 23:54:18
みっちいさん、こんばんは
>爆発力のある選手ですから大ちゃんのライバルとして見ると怖い存在に変わりはなく、既にビクビクしています(笑)。
昨年のトマシュ、ネーベルホルン、エリックボンパールではミスが多かったのに、NHK杯では怖い存在になりましたからね。彼は大ちゃんのこと好きだから、大ちゃんがライバルだと燃える~!って感じで中国でもガチ(「ぷっすま」の大ちゃんのマネ)で戦ってくれそうです。

>SPでは4-3を狙ってきたようですね。
あ、そうか~、そうですよね。FSで4回転に挑戦しているぐらいだから体調が悪いわけはなくて、変だと思ったんです。
ワールドのSPで、完璧な演技をしながら4位だったので、更なるレベルアップを図ってきたのですね。大ちゃんと同じ挑戦になりますね。トマシュも中々男気ある選手で、そんなところもいいなぁと思います。

>シズニー選手のバレエを生かした美しい動きが大好きで、いつも「ジャンプはいいから(失礼!)このまま滑り続けてー!」って思ってしまいます。
確かに演技が美しくジャンプの失敗が多い選手だと、そう思ってしまいます。ジャンプがなくても十分魅せられる演技。ジャンプがあるために壊れてしまうリズム。競技ではジャンプは必須だし、EXやショーでジャンプなしのナンバーをと思っても、それに出るためには競技で上位にならなければならない、と厳しいですね。

動画は一部の選手については上がっていたようですが、他の選手のも見たいです。この後さらに増えるでしょうか?
返信する
あっこちゃん! (coco-45riromama)
2008-09-29 12:15:55
walさん、こんにちは。
大変ご無沙汰しております。(でもブログは欠かさず読ませていただいております!)
相変わらずwalさんの筆力には脱帽です!!
これから一段と盛り上がってくる時節ですので、ますます冴えわたった文章を拝見できることと楽しみにしております。

あっこちゃんに反応して出てきてしまいました。(笑)
うーーん、優勝を疑っていなかった私としてはとても切ない結果でした。
FSの内容があっこちゃんとしても残念だったのではないかと思います。
(昨季のゴールデンスピンでは、優勝したのにミスがあったからと泣いていたようなお人なので、かなり自分に厳しいタイプかと推測しています。)

ただ(私も後から知ったのですが)シズニー選手は今季ジャンプの調子も上がって、小さな試合で既に良い内容で優勝を重ねているそうです。
(今までのシズニー選手のことを想像して私もFSでは・・・なんて思っていたんですよね。シズニーちゃん、ごめんなさい。)

レピスト選手は相変わらず難易度が高くないジャンプの構成ですが、SPで3+3のコンボを入れられるし、今回はFSでジャンプの加点がたくさんですね~。
どの選手もやはりおなじところで留まってはいませんよね。
改めてこの舞台で戦っていくことの厳しさを感じました。
あっこちゃん、次の試合では力を出し切った上での闘いができるようにと願っています。

(でもwalさん、私はゆかりちゃんのこともトリノの選考以来、肩入れして応援してきたので全日本に関してはすごく複雑です。ああ、もうどうしていいのかわからない・・・。頭掻き毟り状態です。 苦笑 )

うふふ、トマシュくん、そこまでお好きだったんですね!
今季、彼のジャンプ構成も大輔くんと同じように挑戦的なようですね~~~。
やはりこちらも皆、とどまっていませんよねーーー。
信成くんは実績を残していく必要があるので、練習しているという4回転は(その仕上がり状態は知らないのですが)今後も入れてこないような気がしています~。
でも、4回転男たちはリスクをおかしてでも跳んでくるでしょう。
な、なので、こ、今回のトマシュ的なことがあっても・・・、じ、ジタバタせずに・・・、お、応援します~~~。
(既に、ジタバタしていますかね~~~。でもがんばります~~~。)

それではいつも更新楽しみにしています。
失礼いたしました。
返信する
ネーベルホルン (みっちい)
2008-09-29 02:51:26
walさん、皆さん、こんばんは。

ネーベルホルンも終わり、いよいよシーズン到来!という感じがしてきました。
ベルネル選手は相変わらずの自爆癖が出てしまったようですが、まだ調整不足だろうしそんなに気にする事も無いかな、と思ってます。というより、爆発力のある選手ですから大ちゃんのライバルとして見ると怖い存在に変わりはなく、既にビクビクしています(笑)。でも、彼はライバルですが大ちゃんの事を褒めてくれるいいヤツなので大好きです(笑)。
SPでは4-3を狙ってきたようですね。やっぱり試合で決めようとするのは難しいんでしょうね。そう考えると過去に跳んでいたとはいえ久しぶりにSPに4回転を入れる大ちゃんにとっても簡単な事ではなさそう…。とにかく場数を踏んでSP独特の緊張感に慣れるしかないんでしょうね。チャイナでの「Eye」楽しみだけど怖い…(笑)。

信成君の優勝は予想どうりでしたが、意外だったのがポンセロ選手の大逆転3位!ここしばらくFSでいい演技を見た記憶がないので「本当に?」と結果を疑ってしまいました(笑)。ポンちゃん、やればできるのね!GPSでも頑張って欲しいけどテレ朝さんで放送してくれるとは思えないしヨロ選までお預けかなあ…。
信成君の3-3-3はさすがですね。3連続のジャンプって最後のジャンプが一番歓声が大きいので、ある意味4-3のコンビネーションより盛り上がるんですよね。この時期に跳べるなんて調整は上手くいってるようですね。

女子表彰台メンバーはみんな大好きな選手で個人的にこの結果は嬉しいです。
私はジャンプは二の次で(跳べるにこした事は無いですが)踊れる選手、そして動きのきれいな選手が好きです。
シズニー選手のバレエを生かした美しい動きが大好きで、いつも「ジャンプはいいから(失礼!)このまま滑り続けてー!」って思ってしまいます。スピンもきれいですよね。うっとりしてしまいます。
レピスト選手は昨年シニアに上がったばかりとは思えない表現力に驚きました。確かシニアデビューのカナダ大会でSPでトップに立っちゃったんですよね、真央ちゃんたちを押さえて。FSではトップのプレッシャーに負けたのか残念な内容でしたがすごく印象に残りました。彼女はまだまだこれからの選手なので成長が楽しみです。
そして我らが明子ちゃん、まずまずの出だしですよね。国際経験が低いのでPCSが出にくいようですが、試合ごとに上がっていくと思います。N杯、本当に楽しみですね。
私も動画が見たいです。どなたかお願いします!
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