７度目のファイナル

まずは、７度目のファイナルでの優勝、大ちゃん、おめでとう！を言いたいです。→公式リザルト
本人は演技には納得いかなかったとのことですが、４回転も成功したし、演技は徐々に上向きになっているし、演技に関しては今後の試合に繋げていけばいいのではないでしょうか。
2007年の「悔やし～～」を見て以来、ファイナル優勝は大ちゃんに達成してもらいたい目標のうちの１つでした。チャンスは今年と来年のあと２回の可能性が高かったので、優勝できて本当によかったです。

SPで大ちゃんが１位になったときからいけるかも、と思っていましたが、パトリックの得点が結弦君の下に出て、大ちゃんの演技に関わらず日本男子の初優勝が決まったことがわかったとき、かなりハラハラしました。ファイナル優勝という日本男子初の称号はやはりここも大ちゃんに取ってほしいなと思って。パトリック優勝ならともかく、日本の他の選手に先にファイナルの金を取られたら悔しいじゃないですか。
大ちゃん、やはり日本男子初の称号にやたらと縁がありますね。

演技ですが、本当にレベルの高い、見応えある試合でしたね。出場者６人中５人は４回転を成功させたし、フェルナンデスはフリーで３本成功させ、しかもそのうちの１本は後半。それでもメダルを逃したわけですからね。

結弦君のSPはミスが多かったですね。ジャンプの調子が余程悪いのかなと心配していたのですが、SPの悪さも負けず嫌いにさらに火を付けたのか、FSは今季一番の素晴らしい出来でした。4S挑戦がダブルになったのは仕方ないというべきなのでしょうか、NHK杯では降りていることを思うと本人は悔しいでしょうけれど。

パトリックもミスがありましたね。スケーティングや表現力は益々磨きがかかった印象でしたが、ジャンプが安定しなければ、彼といえども勝てない。見ていてすっきりとした気分はあります。

小塚君はSP、FSの両方で４回転を成功させて５位。アクセルなどミスがあったとはいえ、試合全体のレベルが高すぎて気の毒になります。

町田君はGPSの２大会と比べてミスが目立ってしまいましたが、世界選手権出場経験もないことを思うと、緊張から自分らしい演技ができなかったのは仕方がないと思います。その割りに表現の部分では自分らしい演技を貫き、最後まで滑りきったのは立派でした。

女子のSPの上位４人は見事でしたね。
フリーは真央ちゃんが圧巻の演技で優勝でした。NHK杯とはまるで別人でした。こんな真央ちゃんが見たかった。
キム・ヨナも戻ってきたようだし、今後はオリンピックに向けて難易度のジャンプを入れていくことが目標ですね。

明子ちゃんはSPで今季初のいい演技をできたと思ったら、FSで二度も転倒してしまいましたね。でも表彰台に乗れてよかった！

アシュリーも今回のFSはミスが目立ってしまいました。でも今回の経験は今後に生かせそうですね。

ジュニアは日野龍樹君が３位で表彰台、おめでとう！田中刑事君は６位。彼はスロースターターだから、シーズン後半に期待することにします。
宮原知子ちゃんは５位。ロシアが金と銅を取り、ロシア女子は続々と新しい選手が登場しますね。すごすぎっ！