スケートカナダ

女子のケイトリン・オズモンドの優勝が衝撃でした。→公式リザルト
女子はジュニア選手がシニアに上がってすぐに結果を出すことは珍しくありませんが、彼女はジュニアで大きな結果を出していず、私は注目していなかったので、余計に衝撃を受けたのでしょうね。
伸びやかではつらつとした、見ていて気持ちのいい演技でした。国別対抗もあるのにカナダは女子がネックだなと思っていたのですが、いい選手が現れました。

実はメンバーを見て、明子ちゃんと佳菜子ちゃんでワンツーかななんて思っていたのですが、甘かったですね。でも２、３位に付けてくるのはさすがです。
明子ちゃんのリカバリー能力の高さに今回も脱帽でした。彼女は頭もとてもいいのでしょうね。

ゲデバニシビリの情感あふれるショートの演技が素敵でした。ショート１位だったのにフリーでミスして初表彰台を逃したのは残念でした。とっくにGPSの表彰台に乗っていてもおかしくない選手なのに。

10代の若い選手が多い大会を見ていると、特に女子は体型の変化に注目してしまいます。今回も体型変化とジャンプの乱れの関係がやたらと気になって見ていました。10代後半に入った女子選手は大変ですね。

男子はフリーで２種類の４回転を成功させたフェルナンデスが優勝したことが嬉しかったです。今回は１つは決まりませんでしたが、彼の４回転の成功率の高さを思うと、４回転が３つ成功したプログラムが見られるのも時間の問題のような気がします。ただ彼の場合、それ以外のジャンプが心配になってきますが。
チャップリンは彼に合いそうだと思って見始めたのですが、余り雰囲気は出ていなかったかな。それともあれだけ難易度の高いジャンプ構成のプログラムで、そこまで求めてはいけないのかしら。今後滑り込むと変わってくるかもしれませんが。

パトリックはJOほどじゃないけれど、やはりちょっとジャンプの調子が悪かったですね。でもスケーティングやプログラムはとても素敵でした。雰囲気がころころ変わるフリーが好きです。感情表現がだいぶうまくなってきたような気がします。

織田君は４回転の調子もよさそうで、もう怪我の影響はなさそうですね。
無良君のショートはもったいなかった。フリーは彼らしさが戻ってきたでしょうか。フリーはかっこいいプログラムですね。
バルデの活躍とガチンスキーの調子の悪さも印象に残った大会でした。

次は中国大会。日本の観客がいかなる時も中国の選手を暖かく迎えるように、中国の観客も日本の選手を暖かく迎えてくれるように、切に願っています。

全日本ノービスの試合もありました。→公式リザルト
ダンスに３組もいるのが嬉しいです。