もう記憶力が崩壊していて、レポといえるようなものは書けないので、日記です。
全日本、男子の2日間見てきて、一昨日に帰ってきました。
私にとっては3回目の全日本なみはやドーム、今回はいつになく会場内が寒く、会場管理のガードは固く、試合結果は大ちゃんのほうは万々歳でしたが、健人君のほうは思うような結果にならず、ちょっとキツイ観戦となりました。
一緒に観戦していた友人と話していたのですが、日本の男子選手達のレベル、全体が随分上がりました。
私が初めて観戦した4年前は、こんなことを書くのは大変失礼なのですが、こんなに下手なのに全日本に出られるんだ、みたいなジャンプもスケーティングもボロボロみたいな演技がけっこうあって、トップとの差の大きさに唖然としたのですが、今回は最初のほうのグループの選手の演技もまずまずのレベルでかなり楽しめました。
世界トップレベルの選手が何人も活躍していることが全体の底上げに影響しているのか、競技人口全体のレベルが上がっているからこそ複数のトップ選手が生まれるのか、どちらにしろいい影響の輪ができていることに間違いありません。
4年前は同じなみはやドームでも、男子SPの日はアリーナとスタンドSSまでぐらいしか客席が埋まっていず、会場の上部はすかすかだったんですよ。
それなのに今回は祝日ということもあるのかもしれませんが、男子SPの23日もスタンドA席までぎっちりと埋まっているではありませんか。
4年前の男子FSは、女子SPが終わると帰っちゃった人も3分の1ほどいたんですよ。でも今回はそんな人はほとんどいなかったのではないでしょうか。
大ちゃん達の頑張りと活躍があって、わずか4年で日本の男子シングルは随分変わったのだなと思いました。
男子SP、第1~3グループからおもしろい選手がいました。気が向いた選手だけ感想を書きます。
ジュニア枠の坪井遥司君は、ラ・クンパルシータが宮本さんによるかっこいい振付でした。ミスなくいい滑りで、初出場でいきなりSP8位でしたね。
小沼裕太君はビールマンや足を高めの位置で持った華麗なキャメルができるちょっとおもしろい選手。
彼はプレゼントをもらうと、くれた相手にものすごく丁寧にお辞儀をするのです。日本のフィギュアスケート選手は優しげで礼儀正しい青年が揃っているのですね。あんなふうにされたら私なら恐縮しちゃうわ。(笑)
中村智君は他の日本の男子選手にはあまり見られない男っぽさがある選手で、そんな振付のプログラムがよく似合ってました。
田中刑事君、彼は波がありますが、さすが世界Jr.銀メダリスト。やるときはやりますね。ノーミスで上位に。でもやはり体では表現していますが、顔の表情はまだまだですね。
刑事君の次に滑ったのに全く見劣りしなかったのが宇野昌磨君。
彼は本当にうまくなりました、と書こうとして、私が彼の競技を生で見たのは初めてだということに気付きました。これまでショーでなら何度も見ているのに。
体は小さいのにスピードがあります。そしてきびきびしたいい動き。単に表現力があるというだけではなく、スケーティングの質もいいのでしょうね。
そして難易度の高いジャンプを入れてないとはいえ、ジャンプの安定感も素晴らしかったです。
大ちゃんと一緒に滑りたいという理由で目標としていた最終グループにわずかに及ばないものの、SP7位は見事です。
小塚祟彦君、きれいにまとめた印象でした。
町田樹君、この日の熱演賞をあげたいぐらい。昨年と同じ「黒い瞳」なのですが、同じプログラムと思えないほど感情が入ったいい演技でした。1つ1つのポージングもきれいで、ランビエールと一緒に練習した成果が、こちらのプログラムにも表れているのでしょうか。SP3位なのもわかります。
佐々木彰生君、彼はいつも大人気です。そして他の選手ではありえないおもしろいプログラムを見せてくれますね。彼が音にはめてポーズを取る度に、会場内には笑いが起きていました。
第5グループの6分間練習、これは私にとっては贅沢でありながらもったいない時間でした。大ちゃんと健人君、どちらも見たいのに一度に片方しか見られないのですから。どちらもじっくり見られないため、どんなジャンプを練習したかも記憶できないし。
思わず「目が2つ欲しい」とつぶやいてしまい、目は2つあったな、目が4つと記憶するための頭が2つ欲しいと思い直しました。(笑)
6分間練習の健人君、彼はスピードがないように言われることもあるのですが、スケーティング自体はいいので、普通に滑っているときのスピードはあるんですよ。スピードも体のキレもトップ陣と比べて遜色ありません。
ただ苦手意識を持っているジャンプのときに、ジャンプ前のスピードをかなり落としてしまうんですね。だから演技のとき、全体のスピードも失ってしまうのかなと思いました。
滑っているときの大ちゃんは特別です。衣装に付いているキラキラのように、金粉を撒き散らしているかのようなスケーティング。4回転は成功せず、私は3-3にしてほしいなと思っていました。
このグループの最初の滑走は中村健人君。最初の2つのジャンプは成功したのに、最後のフリップを失敗してしまいましたね。
5位は思ったよりも上位で、ほっとしました。とりあえず1つ目の目標だった最終グループ入りは達成。
大ちゃんはとにかく4-3に驚きました。その後のジャンプも成功したので、会場はすごく湧きました。
なぜ練習以上のものが本番でできてしまうのでしょうね。本当に不思議な男です。
ステップなどプログラムの表現はNHK杯のほうがよかったのですが、そんなことはどうでもよくなる素晴らしい快挙でした。大ちゃんの4-3、初めて見ました。それが会場で見られたのがとても嬉しいです。
羽生結弦君、4回転が3回転になったのはもちろんわかったのですが、私の頭は働かなくて、なぜルッツのあとに2回転を付けたのかわかりませんでした。試合後、友人に説明してもらってやっと気付きました。(汗)
普段リカバリーのパターンを想定して練習しているのでしょうけれど、彼は本当に頭のいい選手ですよね。
しかし、SPといえど全日本の最終滑走だと彼のような選手でも大きなミスをするのですね。私は体調でも悪いのかと思っていました。
→公式リザルト
→大会派遣選手
今回アイスダンスは4組がエントリーしていて、そのうちリード組が棄権。派遣はどうなるんだろうかと思っていたら、やはりリード組ですね。クリスの怪我の早期の治癒を祈っています。
男子の四大陸派遣は1、4、5位の選手なのが嬉しいなと思いました。ポイントも稼げるし、頑張ったことは報われる環境がほしいですよね。
全日本、男子の2日間見てきて、一昨日に帰ってきました。
私にとっては3回目の全日本なみはやドーム、今回はいつになく会場内が寒く、会場管理のガードは固く、試合結果は大ちゃんのほうは万々歳でしたが、健人君のほうは思うような結果にならず、ちょっとキツイ観戦となりました。
一緒に観戦していた友人と話していたのですが、日本の男子選手達のレベル、全体が随分上がりました。
私が初めて観戦した4年前は、こんなことを書くのは大変失礼なのですが、こんなに下手なのに全日本に出られるんだ、みたいなジャンプもスケーティングもボロボロみたいな演技がけっこうあって、トップとの差の大きさに唖然としたのですが、今回は最初のほうのグループの選手の演技もまずまずのレベルでかなり楽しめました。
世界トップレベルの選手が何人も活躍していることが全体の底上げに影響しているのか、競技人口全体のレベルが上がっているからこそ複数のトップ選手が生まれるのか、どちらにしろいい影響の輪ができていることに間違いありません。
4年前は同じなみはやドームでも、男子SPの日はアリーナとスタンドSSまでぐらいしか客席が埋まっていず、会場の上部はすかすかだったんですよ。
それなのに今回は祝日ということもあるのかもしれませんが、男子SPの23日もスタンドA席までぎっちりと埋まっているではありませんか。
4年前の男子FSは、女子SPが終わると帰っちゃった人も3分の1ほどいたんですよ。でも今回はそんな人はほとんどいなかったのではないでしょうか。
大ちゃん達の頑張りと活躍があって、わずか4年で日本の男子シングルは随分変わったのだなと思いました。
男子SP、第1~3グループからおもしろい選手がいました。気が向いた選手だけ感想を書きます。
ジュニア枠の坪井遥司君は、ラ・クンパルシータが宮本さんによるかっこいい振付でした。ミスなくいい滑りで、初出場でいきなりSP8位でしたね。
小沼裕太君はビールマンや足を高めの位置で持った華麗なキャメルができるちょっとおもしろい選手。
彼はプレゼントをもらうと、くれた相手にものすごく丁寧にお辞儀をするのです。日本のフィギュアスケート選手は優しげで礼儀正しい青年が揃っているのですね。あんなふうにされたら私なら恐縮しちゃうわ。(笑)
中村智君は他の日本の男子選手にはあまり見られない男っぽさがある選手で、そんな振付のプログラムがよく似合ってました。
田中刑事君、彼は波がありますが、さすが世界Jr.銀メダリスト。やるときはやりますね。ノーミスで上位に。でもやはり体では表現していますが、顔の表情はまだまだですね。
刑事君の次に滑ったのに全く見劣りしなかったのが宇野昌磨君。
彼は本当にうまくなりました、と書こうとして、私が彼の競技を生で見たのは初めてだということに気付きました。これまでショーでなら何度も見ているのに。
体は小さいのにスピードがあります。そしてきびきびしたいい動き。単に表現力があるというだけではなく、スケーティングの質もいいのでしょうね。
そして難易度の高いジャンプを入れてないとはいえ、ジャンプの安定感も素晴らしかったです。
大ちゃんと一緒に滑りたいという理由で目標としていた最終グループにわずかに及ばないものの、SP7位は見事です。
小塚祟彦君、きれいにまとめた印象でした。
町田樹君、この日の熱演賞をあげたいぐらい。昨年と同じ「黒い瞳」なのですが、同じプログラムと思えないほど感情が入ったいい演技でした。1つ1つのポージングもきれいで、ランビエールと一緒に練習した成果が、こちらのプログラムにも表れているのでしょうか。SP3位なのもわかります。
佐々木彰生君、彼はいつも大人気です。そして他の選手ではありえないおもしろいプログラムを見せてくれますね。彼が音にはめてポーズを取る度に、会場内には笑いが起きていました。
第5グループの6分間練習、これは私にとっては贅沢でありながらもったいない時間でした。大ちゃんと健人君、どちらも見たいのに一度に片方しか見られないのですから。どちらもじっくり見られないため、どんなジャンプを練習したかも記憶できないし。
思わず「目が2つ欲しい」とつぶやいてしまい、目は2つあったな、目が4つと記憶するための頭が2つ欲しいと思い直しました。(笑)
6分間練習の健人君、彼はスピードがないように言われることもあるのですが、スケーティング自体はいいので、普通に滑っているときのスピードはあるんですよ。スピードも体のキレもトップ陣と比べて遜色ありません。
ただ苦手意識を持っているジャンプのときに、ジャンプ前のスピードをかなり落としてしまうんですね。だから演技のとき、全体のスピードも失ってしまうのかなと思いました。
滑っているときの大ちゃんは特別です。衣装に付いているキラキラのように、金粉を撒き散らしているかのようなスケーティング。4回転は成功せず、私は3-3にしてほしいなと思っていました。
このグループの最初の滑走は中村健人君。最初の2つのジャンプは成功したのに、最後のフリップを失敗してしまいましたね。
5位は思ったよりも上位で、ほっとしました。とりあえず1つ目の目標だった最終グループ入りは達成。
大ちゃんはとにかく4-3に驚きました。その後のジャンプも成功したので、会場はすごく湧きました。
なぜ練習以上のものが本番でできてしまうのでしょうね。本当に不思議な男です。
ステップなどプログラムの表現はNHK杯のほうがよかったのですが、そんなことはどうでもよくなる素晴らしい快挙でした。大ちゃんの4-3、初めて見ました。それが会場で見られたのがとても嬉しいです。
羽生結弦君、4回転が3回転になったのはもちろんわかったのですが、私の頭は働かなくて、なぜルッツのあとに2回転を付けたのかわかりませんでした。試合後、友人に説明してもらってやっと気付きました。(汗)
普段リカバリーのパターンを想定して練習しているのでしょうけれど、彼は本当に頭のいい選手ですよね。
しかし、SPといえど全日本の最終滑走だと彼のような選手でも大きなミスをするのですね。私は体調でも悪いのかと思っていました。
→公式リザルト
→大会派遣選手
今回アイスダンスは4組がエントリーしていて、そのうちリード組が棄権。派遣はどうなるんだろうかと思っていたら、やはりリード組ですね。クリスの怪我の早期の治癒を祈っています。
男子の四大陸派遣は1、4、5位の選手なのが嬉しいなと思いました。ポイントも稼げるし、頑張ったことは報われる環境がほしいですよね。