日々の事など

時には、旅人

猫の踊り さし絵

2017-01-30 | 日記
群馬県のお話しだそうです。しかし、群馬生まれの私は知りませんでした。出どころはどこなのでしょう?でも話が現代の童話のようで、なおかつほのぼのします。昔、手拭いを大事に使う坊さんがいました。小坊主に手拭いの良さを日頃から教えます。汗を拭いたり、物を包んだり、時には切れた鼻緒の代わりをしたりすることを。毎日、小坊主は和尚さんの使った手拭いをきれいに洗って干します。しかし、洗った手拭いが朝になると汚れて掛かってます。小坊主は和尚さんに叱られる日が続きます。ある日、和尚さんが法事で帰りが遅くなって森の中で、猫達が手拭いを被って踊る姿を見ます。その中に、お寺の三毛猫もいるではありませんか。手拭いが汚れてたのはミケの仕業でした。和尚さんは、それからミケの手拭いも用意してあげました。ざっと、こんな話。群馬の何処の話でしょう?

「天の羽衣」のさし絵

2017-01-23 | 日記
ドアを開けると、寒そうな榛名山の連なり、エレベーターの所まで移動すると、雪化粧の赤城山。昔、高校生の頃に友達の家のベランダで描いた油絵をなぜか思い出します。少し夕方で、赤城はところどころ赤紫でした。才能もないのに、お絵描きだけは私の生活の中で楽しみになりました。
「天の羽衣」の二枚目もどうにか仕上げました。

ちょっとマンネリ、絵本の挿し絵とイコンの贈りもの

2017-01-20 | 日記

 やっと「天の羽衣」の挿絵の2枚目ができた。さっさとやればいいもの手を付けずにいました。ちょっとマンネリ、気分が乗らなくなってしまいました。なんだかありきたりの絵です。かといって面白い絵や漫画チックな絵は私には無理。外が寒いのもなんだか気分が乗らないなんて思っていたら、東京に戻ったらポーランドから素敵なイコンが送られてきていました。素朴な彫りの上に彩色が素敵です。神も仏もないといつも思っているのですが、それに纏わるものは好き!(この罰当たりといわれそうですね。)さて、さて、ポーランド語でお礼のメール出すのが大変だ!

ここまで書いて、さし絵を手直ししようと思ったのは良いのですが、あらら、水こぼしてしまった!ちゃんと描いて、次回へ。

聖アントニウスの憂鬱

2017-01-17 | 日記
アントニウスの誘惑ではありません。ボスの絵をメゾチイトでパクります。ボスの絵はなんと面白いのでしょう。今日は、ここ、明日は、そこ、見るたびに驚きの発見があります。変なもの、妙なもの、どうして考え付いたのでしょう?ボスの時代の人々は、奇妙で摩訶不思議なものに囲まれて生活していたのでしょうか?
ボスの描くアントニウスの顔の憂鬱なこと!ひょっとして若気のいたりで修行の道に入ってしまったことを後悔してませんか?
御免なさい、ボスの絵を借りてちょっとパロディの版画作っちゃいます。

どうも写真がド下手です。ま、いっか!

聖アントニウスの誘惑

2017-01-14 | 日記

 もう7年程経ってしまったでしょうか?母と伯母の世話で東京と前橋を行ったり来たりしていた時、前橋の家のそばに住んでいた銅版画を制作する友達にメゾチント習いました。忙しい合間に全く関係ないことをするのがストレス解消になりました。編み物するように深夜、コチコチとべルソーで銅板を傷つけたり、磨いたり。初めてやることなので拙い出来でした。いつか勝手なお話をつけて絵本でも作ろうと思ってそのままになってきました。絵柄はボスの画集からピックアップ、ボスの絵はなんと面白いのでしょう。さて、その銅板が出てきました。少し手直しします。勝手に文章つけます。前橋の隠れ家で遊ぶ楽しみがもう一つ増えました。