日々の事など

時には、旅人

「かちかち山」を描く

2017-03-27 | 日記
「かちかち山」のお話しを3冊読んで見ました。狸汁ならね婆汁を食べさせてられたお爺さんを入れたのは、3冊中1冊のみ。残酷なので他の2冊はぼかした表現になってました。しかし、婆汁のある方が面白い。狸も悪いがうさぎの狸以上に悪いことといったらありません。お爺さんの敵討ちと言って、狸をいたぶるのを楽しんでるのではないか?かわいい顔してうさぎ、性格が悪いのです。
さし絵は、こちら。



3枚目、逆さまになってしまった!直したつもりだったのに。

能楽堂の音楽会 かさじぞうのさし絵を仕上げる

2017-03-26 | 日記
じつは、能というものをちゃんとした能舞台で観たことがありません。前もって、出し物の予習でもしていかないと理解出来ないのではというのがその理由です。行ってきました、国立能楽堂。能管の一噌さんのコンサートで、初めて能舞台に触れる者にとっては良い経験でした。木の香りの漂う空間で落ち着いて楽しめました。

さて、かさじぞうのさし絵が出来ました。はり絵も入れてみました。もう一度読み直してみると、ほんと、しみじみ温かいお話しです。

昔話 「かさじぞう」

2017-03-09 | 日記
昔話のさし絵を描いているうちに、同じお話しでも少しずつ違うことに気がつきました。そこで、図書館で「かさじぞう」を3冊借りてきました。それぞれの絵が違うのはもちろんですが、お話しも微妙に違います。昔話ではあるが、対象になる子供の年令を考慮したりするのでしょうか?好みもあるでしょうが、松谷みよ子さんの文章がしみじみと、ちょっと泣けます。松谷さん判では、お爺さんとお祖母さんは、6人の子供を亡くしています。こう書いてあります。ふたりのあいだに六人、こどもがうまれたけどちゃっこいうちに、みな、あのよへいってしまってねえ、ふたりぐらしだった。
お爺さんが六地蔵に、寒いだろうとかさをかぶせる行為がよくわかります。お祖母さんの「そりゃいいことしなさった」という言葉も。

エゴン シーレ の映画を観る

2017-03-03 | 日記

ちょっと気になっていた映画、「エゴン シーレ」を友達と観ました。都会の良いところは、観たい映画が上映されるとこでしょうか?前橋では観たい映画になかなか出会えません。子供の時から映画が好きでした。おばと、よく映画に行きました。イタリア映画、アメリカ映画、フランス映画。あの頃のアメリカ映画は、良かったのです。ケーリー グラントに小学3年生の私は、なんだろうこのドキドキは?と今でもはっきり覚えてます。「めぐりあい」でした。デボラ カーの品の良い美しさ!あの頃のアメリカ映画は良かった!(ノスタルジーか?)

さて、「エゴン シーレー」良かったです。クリムトと同時代、何だか爛熟して死の匂いを感じてしまうのです。エゴン シーレの作品も汚れた哀しみを見てしまいます。美術館ではいいけど、家の壁に飾りたくない、多分憂鬱になりそうです。エゴン シーレを演じた俳優がなかなかハンサム。音楽も良い。28歳で死んだエゴン シーレ。ハチャメチャ、女好き、若くして死んでしまったから、まあ、いいかなと。