日々の事など

時には、旅人

ここは、とおーき ブルガーリア ドナウのかなた その5

2013-06-12 | 日記

 思えば、遠くに来たものです。実は、ブルガリアはこんどの旅行の計画には入ってなかったのです。ルーマニアだけのツアーが成立できなかったのです。まあついでにいいか。いつも人間ウオッチングをしてるのですが、ルーマニア人、ブルガリア人ともにシャイな印象を受けました。なぜなら、路上で若いカップルが抱き合ってキスする姿を見ませんでした。ポーランドでは、あんたたち、いいかげんにしなさいよといいたいぐらい長く抱き合ってるのをしばしば見ます。まあ、それだけでシャイと決めつけるのはどうかと思いますが。ちょうど学校の社会見学でしょうか、子供たちの集団に何組も出会いました。日本から来た私たちが珍しいのか、写真を一緒にとってもいいかと聞かれ何人もと肩組んでポーズしちゃいました。素朴で純な子供たちでした。そして、お土産やさんの通りでも子供に取り囲まれ、いい感じでめちゃくちゃブルガリア語で話してたら、ちょっとおデブで間の抜けた坊やが、買ったばかりのカップをガチャンと落としてしまいました。きっと、家族の誰かへのお土産に違いありません。(いるんですよね、どこでもこんな子)彼は、すっかり悲しそうな顔になってしまいました。「いくら?もう一度、買いなさい」とお金をあげました。もう、私はその集団の救い主。可愛い子たちから頬を撫でられたり、投げキッスまで。私も調子に乗って、両手で投げキッス。彼らと別れて、あちこち見てたら、また彼らに会いました。おデブ坊やが、私のとこに来て、買ったよ、ありがとうと何度も言うのです。

 さて、ソフィア教会の遺跡のそばで、ブルガリアの遊牧民が織ったというキリムを買ってしまいました。私の弱点は、シルクロード、遊牧民、フレスコ画、ジプシー。でも、いいキリムです。店の奥の部屋に飾ってありました。いい感じに植物染料の色が古びてます。言い値で買ったので、ツアーの同行の人に負けさせるものよと言われました。

 

 

 


その4 ルーマニアさようなら、こんにちはブルガリア

2013-06-12 | 日記

5月27日、グラ フモール 滞在。5つの僧院を巡りました。

もう、大変。目くるめく体験。ルーマニア大使館の皆さん。こんな秘宝を持ってるのに、宣伝がへたですね。もっとも、私としてはそんなに宣伝して欲しくはないのですが。

5月28日、フェリーに乗って、トルチャにつきました。ドナウは、黒海にそそぐので大河となります。そして、28日は私の誕生日でした。デルタホテルの夕食のとき、大きなケーキがあらわれました。花火つきです。もう一人、男の人も29日、時差があるので二人のバースデイになりました。お祝いのプレゼントも貰いました。「皆さん、私の歳知りたいですか?」もちろん、みんな、ウン、ウン。「67歳になりました。」自分でも驚いてます。ケーキは、イチゴぎっしりのさっぱりとしたヨーグルトケーキでした。

29日、ドナウデルタのいろいろ、動植物の博物館見学。それから、船でドナウデルタ見物。旅行中、一番のゆったりとした時間でした。ペリカンは、遠くに飛んでました。川面にSalcie(柳)の枝が垂れ下がっていました。ルーマニア人でいまはルーアン在住の一家が乗ってました。バカンスに故郷に旅行ということでした。ナディンという坊やが可愛いので描かせてもらいました。すると、お父さんがお願いがあると寄ってきました。絵がほしい。ついては、「How much?」とんでもございません。もちろん、差し上げました。いつか、大道芸ではや描き似顔絵でもやろうかしらと、少しいい気分。そのお父さんのお母さんが、ハンドバックに5,6個の直径20センチほどのわっかのパンを糸で括って付けてました。それは、何?といったらあげると言ってくれました。ツアーのみんなと、分け合って食べました。なかなかしみじみとしたいい味でした。

5月30日、ルーマニアとサヨナラ。国境のトイレの文字が変わりました。ここで、ルーマニア人のクリスチナさん、運転手のアレクサンドルさんともお別れです。

ルーマニアさようなら。やっぱり、いいとこでした。ルーマニア、大好き!