Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

新米価格10~20%値上げ

2011-09-25 23:01:14 | コメント
 2011年産米の取引で、全国農業協同組合連合会(JA全農)が卸業者に販売する相対取引価格が前年同期比で10~20%値上がりしていることが25日までに分かった。東日本大震災後に品薄感や先高観が広がり、卸業者の間にコメを早めに確保しようとする動きが出ているためとみられる。このまま推移すれば、小売価格の引き上げにつながる可能性もある。

 福島県二本松市の玄米から暫定基準値ちょうどの1キログラム当たり500ベクレルと、これまでより高い濃度の放射性セシウムが収穫前の予備調査で検出されたことも今後の取引に影響を与えそうだ。

 相対取引価格は9月20日現在で、茨城県産コシヒカリが10年産の前年同期と比べ19・2%高い60キログラム当たり1万5500円。富山県産コシヒカリは17・0%高の1万5800円。人気の新潟県産コシヒカリ(一般)は16・7%高い1万7500円だった。高級ブランド米とされる新潟県魚沼産コシヒカリは4・8%高い2万2000円。

 震災や東京電力福島第1原発事故の影響による先行き懸念から、供給不安が台頭。卸業者が新米を早めに仕入れ始めているとされる。スーパーなど小売価格への上昇圧力も高まっており「新米の値段は、ある程度値上がりする可能性がある」(大手卸)との声が出ている。

 ただコメの需要は減少傾向が続いており、11年産米が不作となる懸念もほとんどないとされる。コメの放射性物質検査でもこれまで基準値を超えたところはなく、農林水産省も「安心して食べられる」(筒井信隆副大臣)と強調。このため「市況が今後、一気に軟化することも想定される」(農協関係者)との見方もある。

 JA全農は全国で生産されるコメの約40%を扱い、価格決定に大きな影響力を持っている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿