Lucky☆Sardonyx

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新首相選出

2010-06-04 23:48:42 | コメント
 民主党は4日昼の両院議員総会で、菅直人副総理兼財務相(63)を新代表に選出、菅氏は午後の衆参両院本会議で、退陣した鳩山由紀夫首相(党代表)の後継の第94代、61人目の首相に選出された。

 菅氏は新内閣の要となる官房長官に仙谷由人国家戦略担当相の起用を内定。参院選の指揮を執る党幹事長などの人事が焦点になる。党内には枝野幸男行政刷新担当相を処遇すべきだとの意見がある。事業仕分けを担当した蓮舫参院議員を重要ポストに抜てきする案も浮上している。ただ、菅氏は人事調整に必要な時間を確保するため4日中の組閣は見送り、8日に行う考えを民主党幹部に伝えた。

 菅氏は代表選後、国民新党の亀井静香代表と会談し、連立政権継続で合意。今国会で審議中の郵政改革法案について「速やかな成立を期す」とした。

 衆院本会議での投票結果は、菅氏313票、谷垣禎一氏116票、山口那津男氏21票、志位和夫氏9票、福島瑞穂氏7票、渡辺喜美氏5票、平沼赳夫氏5票、舛添要一氏1票。党代表選で菅氏は291票を獲得、129票の樽床伸二衆院環境委員長(50)を大差で下した。投票総数は422票(無効2票)。

 菅氏は代表選での政見演説で「政策調査会の復活」を表明。小沢一郎幹事長の「政治とカネ」問題の反省から「クリーンな政治」も掲げ、「脱小沢」色を前面に打ち出した。鳩山氏と小沢幹事長の政治資金問題や、米軍普天間飛行場移設問題の迷走で傷ついた政府、民主党への信頼回復と参院選での与党過半数維持が、新政権の当面の課題となる。

 代表当選後のあいさつでは「首相として、この国を立て直すのが第一の仕事だ」と表明。参院選勝利に決意を示し「全員参加の党にしたい。本格政権を築いていきたい」と協力を呼び掛けた。

 菅氏は衆院当選10回。市民運動家から1980年、衆院議員に初当選。社民連から新党さきがけに合流。自社さ政権の96年、厚相に就任。同年には旧民主党を立ち上げ、代表、代表代行を歴任。鳩山内閣では副総理兼国家戦略担当相に就任し、今年1月から副総理兼財務相に転じた。菅氏の代表就任は3度目。

 樽床氏は「世代交代」を掲げ、自主投票を決めた小沢氏系の中堅・若手グループなどに働き掛けたが、伸び悩んだ。