今年も次女の嫁ぎ先の実家より磯の香りただよう新鮮な魚を頂き調理して家族と喜んで膳を囲み頂きました。
ふと宮中の“菱はなびら餅”の事が思い出され女性を表わしたピンク色の柔らかい菱形の餅の中心に男根を表わした固い牛蒡を尽きさした素朴な新年の一品であります。日本が古来より瑞穂の国といわれ稲作を中心として歩んできた歴史があり、食生活も米を中心として成り立ってきました。“菱花びら餅“のなかにも水と火を用いて立ち昇る蒸気によって蒸されたものを何度も槌固められ一つの大きな餅となり、それを再び千切り丸めたものを、みんなと分かち合い仲良く食し合うなかに、男性も女性も共に団結して繁栄と平和の道へとの、祈りを込めた思いが伺えます。陛下も元旦より自らお一人で”四方拝“をなされ生きとし生けるもの有りとしあらゆるもの全てのものに祈りを捧げられ国民及び全世界の人々の幸福と平安を祈られます。菱花びら餅も宮中の新年の供物として神に捧げられ、神とともに食され新たな年をお祝いなされます。
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