夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

本来無一物である

2017年03月28日 20時29分32秒 | 真理の言葉
無一物に生きる(生命は霊的存在である)

人間の本来の姿は、欲望も無い、執着も無い、浄らかな素晴らしい霊的存在であります。

バスの車窓から眺める町並みが流れ過ぎ、時代の遷り変わりを感じ、この世の無常が走馬灯のように心を廻りました。
無常ではない、常住の今、久遠の世界を『今』此処に、この身此のままで生きることが大切であることを教えられました。

物質は時が過ぎ行きに従い滅びていく。
しかし修理が出来ると、その出来上がりを見て心に満足が広がる。
物質は永遠なるものではなく儚いものですが、それを大切に扱い、その物質の本来の役目を見出すとき、其処に物質でもあっても、
永遠なるものが観えるようであります。
科学文明が発達して、人間が唯物論的になり、物で何でも支配することが出来るような錯覚をもって来るようになって、
物質によって生命がつくられるなどと考えて、生命を霊的なものと考えないで、ただ『物質生産物』だという考えから、
生命尊重ということが失われている。

国が乱れる原因は人に欲望があるからであって、その欲望をなくすには、
北条泰時様、あなたがまず無欲にならなくてはなりません。

                                    明恵上人