中波 ローカル 放送を スペクトラム で見ると音楽番組に限らず 20 kHz ( ±10 kHz ) 程の帯域があります。受信音質を語るとき、色々な要素があるでしょうけど周波数帯域も大きな要素です。
AM が FM に比べて周波数帯域が狭いために音質で劣ることは明白です。
一般的な通信型受信機の IF ( Wide ) 帯域は 6 kHz ( ± 3 kHz ) 程度です。IC-R75 には 15 kHz という AM にしては超 Wide IF Filter もありますが。
( AM ラジオ の場合、例えば NHK 放送の変調信号は 7 kHz の帯域となっています。)
SDR ( Perseus ) は高周波の処理が 10 pole BPF を通過した後は ダイレクト・サンプリング となっています。ということは周波数変換をしていない ⇒ IF Filter の帯域の制限を受けていないということですね。
↑ この画像では 810 kHz AFN の音楽放送の受信状態ですが約 20 kHz の帯域を占めています。ということは Filter を広げて音声にしたら、およそ 0 ~ 10,000 Hz の低周波出力が期待でき、周波数特性に関しては一般的な ラジオ や受信機よりも高域まで延びている筈です。これに DAC を通して聞いたら、より高域が延び フラット な低周波音声が得られるのではないか? 当然 FM には、全くかなわないとしても。
今度、Perseus を別荘に置いている XP パソコン と外付け DAC を繋いで聴いてみませう。
Perseus は音質が イマイチ という意見もあるようですが 超高性能自作 ( 汗 ) DAC を使うことでかなり改善できるのではないかと期待しています。
※ 音質 ( 周波数帯域 ) は混信の無い ローカル 中波局に限って考察したに過ぎません。
しかしより質の高い DAC の使用により SWL, BCL であっても、
より高音質が期待できるでしょう。
ラジオのAF出力はラジオの個体差により可聴帯域が違うようで、特に高周波域の差が顕著のようですね!
http://www5a.biglobe.ne.jp/~jh2clv/amradioresponse.htm
Perseusのきっちり矩形波で出力するとAFどんな波形になるんでしょう?
こう云った観点からラジオを楽しむってのもまた一興ですね!(^^♪
Web の記事を読ませて頂きました。
R390A ってメカニカル・フィルターで一16kHz の IF Filter を通しているんですね~
当時 R390A は軍事機密の機器、軍用ではたぶん使う頻度の低いフィルターでしょうけど、贅沢な設計ですね。一度聴いてみたいものです。
私も中波放送が、ここ迄しっかりと変調が掛かって送信しているというのは予想外でした。
高域にかけて減衰し±7kHzくらいで無くなっているだろうと思っていました。
フィルターを通さない SDR ってゲルマニューム・ラジオと同じですよね。
だとすればゲルマニューム・ラジオに AF アンプを付けたら良い音でしょうか?
どっかでゲルマラジオは音が良いと見た記憶があります....私のロケーションでは実用になりませんが、是非試されて下さい!(^0^)/
2004年に発売された「大人の科学マガジン Vol.04 ( 鉱石ラジオキット ) 」を発売当時に作りました。
引っ張りだして聴いてみますか!
この本、アマゾンで新古や古い本がまだ入手できますが、かなり高騰していますね。発売当時の定価1,680円に対して、キット付きだと一万円以上の値がついていますね。
鉱石ラジオ、同調の LC Filter の帯域も広いんでしょうね。
子供の頃、何回作っても上手く出来なかった記憶があります。
送信所から遠いのも理由だったのだと思います。
ウチのIC-PCR1000純正じゃないソフトTalk PCRを使うと2k8、6k、15k、50k、230kとIFフィルター変えることが出来ます。
中波ローカル局を聞き比べると2k8(ナロー)より6k(ワイド)が当然音質が良くなり15kにすると高音が伸びてさらに音質が良いと感じることが出来ます。50kは変化無しです。(230kはワイドFM用なので音が消えます)もうちょっと使ってあげないとなぁ....
SDR では国産でも過去にあったのでしょうけど、米国製やイタリア製に押されてしまいましたね~
普通の中波放送は 15kHz でちょうどいいんでしょうね!
そうでしたね HIROKI さんは ICOM SDR をお持ちでしたね。
先ほど ICOM の Web を見たら、RS-232C 端子を使えるパソコンで、XP までなんですね。
というか 2004 年に製造終了でした。
後発の1500,2500はUSB接続でVista、Win7にまでは対応してたようです。ただ1000より感度が悪いとの評価でしたね。いずれこれらも生産中止となりました....(^0^;
折角のワイドバンド受信機ですからもう少しアンテナを考えて活用したいと思います。
ワイドバンド受信機って、アンテナを含めて色々な意味で難しそうですね。
ICOM では後発の 1500, 2500 ってあったんですね。
よくある話で、後から出てくる製品が優れているとは限らない例でしょうか? 何か優れている面もあるのでしょうけど。