晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

自民党政治が生んだ『日本の矛盾』を変えたくて民主党を選んだのに / 自民党と何処が違うんだろう?

2010-07-25 23:08:50 | 政治と社会
「政治とカネ」は、それこそ自民党体質そのものであった。



各議員は、夫々の<得意分野>と称する分野を決めて、各省庁に食い込んで<予算獲得>に狂奔し、おのれの存在価値を高め、利益を追求して来た。

<族議員>と呼ばれる、自民党型政治の典型的システムであった。

そこから、議員を媒体に、官僚と産業界との利益誘導システムが構築され、そのシステムが<集票マシーン>となって、族議員の再選を続け、みんながハッピーであったらしい。

納税者だけが<蚊帳の外>に置かれていた。


かって、ハリウッドが生み出した腐朽の名作SF映画『猿の惑星』を覚えておいでだろうか?

支配階級のチンパンジーが『官僚』
その下で<力仕事>を受け持つゴリラが『政治家』
一般の猿が『産業界』
猿に奴隷として仕えていた人間が『納税者』

と置き換えてみると、全く戦後日本の社会の縮図その物でありました。


そんな矛盾だらけの社会を変えたくて、でも変える事がかなわなかった。
長らくに及んで。

日本人は、<変革>を恐れる民族のようだ。

決まった事を、決まった手順で繰り返していないと、不安になる。
逆に言えば、同じ事を繰り返していると、その<連続性>だけで安心してしまって、多少の不便や困難は、気にならなくなってしまうらしい。

虐げられていようが、目先の安定が有れば、本質を感じ取れない。


そんな日本人が、官僚支配の自民党政治に、<やっとの事で>NOを突きつけたのが、2009年8月30日であった。

日本人の特質からして、文字通り<革命的>な事だった。


それと言うのも、変革という<未知>の世界に踏み込んで行く不安に打ち勝てる、新たな<指標>が示されたからだった。


『国民の生活が、第一』


何と言う<斬新>な指標であったか。


「脱官僚支配」

責任を取らない<官僚>では無く、選挙で国民に信任を与えられる<政治家>が政治を主導する。


こんな、当たり前の事が、実に新鮮に聞こえた物だった。


「アメリカとの対等な関係の構築」

キャリアー官僚は、必ずアメリカに留学する。
アメリカに<太いパイプ>を築いて帰国して、出世の階段を駆け上る。
太いパイプ、と言うのはすなわち、強力にリモート・コントロールされる関係を意味する。
アメリカ国内の、日本での利権を操作しうる立場の人間とつるんで、アメリカに有利な行政を行う。

日本人の血税が、最終的にはアメリカに有利に流れるような、法整備がなされ、予算編成が成される。


そんな、独立国と言えない様な存在から、脱却しよう。
対等なパートナーとなって、お互いに真の強力関係を築こう。


こんな、当たり前の事が、実に魅了的に聞こえたものだった。


だから国民は、民主党を選んだ。

その勇気有る行動のきっかけは、他でもない、小沢の掲げた旗印であったのだ。


そして11ヶ月後の惨状。


▶「族議員」化の懸念=予算編成へ手ぐすね? ―民主政調(時事見出し)

>菅直人首相の指示で復活した民主党の政策調査会。政府の政策決定に党側の意見を反映させるのが目的だが、2011年度の予算編成をめぐり、歳出増へ圧力を掛ける「族議員」の温床となりかねないとの懸念も出ている。政調の動き次第では予算規模が膨れ上がり、首相が足を引っ張られる可能性もある。

>政調は昨年9月の政権交代後、「政策決定の内閣一元化」を理由に小沢一郎幹事長(当時)が廃止したが、党内で「政策決定に関与できない」との不満が渦巻き、首相が復活させた。

>政調が守備範囲から逸脱せず、提言活動に徹し切れるかは不透明だ。11年度予算で各省庁の要求を精査するのは、農林水産、国土交通など政調内に置かれた部門会議。民主党政権発足から間もなく1年。同党議員も官僚や業界団体とのパイプが太くなりつつあり、予算獲得に手ぐすね引く議員も出始めた。


このような<復古主義>は、要らない。


国民が、否定し去った制度に回帰する<理由>が解らない。
国民が選んだ、旧体制のシステムの打破、を再否定する事は、選挙で国民に付託された権力の<違法使用>意外の何物でもない。


そんな方向転換をしたいのであれば、解散総選挙で信を問え!


▶仙谷官房長官が親米路線?(産経見出し)

>参院選の投開票日を間近に控えた7月8日、東京・赤坂にある米大使公邸で行われた米独立記念日(米国では4日にパレードや花火など催しがある)のレセプションに仙谷由人官房長官の姿があった。仙谷氏は星条旗模様のネクタイをしていたジョン・ルース駐日大使の横に立って、米国歌を聞いていた。

>民主党で毎年のように訪米するのは、前原誠司国交相や長島昭久防衛政務官らで、菅直人首相や仙谷氏の姿をみることはなかった。米政府内で「親米派」とはみられていない仙谷氏としては、独立記念日のレセプションに出向くことで「菅直人政権では米国との関係を重視しているとの姿勢を示すねらいがあった。


対米関係は、言われなくとも<重視>せざるを得ない、日本の存在環境全体に取っての、最重要課題である。

何しろ、ヤクザの大親分みたいな理不尽な強大な国家に、総てを牛耳られているのだから。

だからこそ、ヤクザの影響下から脱却して、存在を無視する事の不可能な<世界最強軍事国家>アメリカと、いかに<対等>に付き合って行けるか、が日本の主権の真の独立にとって、最重要な事柄なのだ。

その様な立場を配所から捨て去り、自ら尻尾を振ってすり寄ると言う姿勢は、旧政権自民党政治と、何ら変わる所は無い。


選挙民は、自民党政治からの<脱却>を願った。


その<選挙民>に選ばれた新政権が、何故旧政権と全く同じ轍を踏む必要が有るのか、さっぱり理解出来ない。


民主党現執行部は、何故自分達が<政権>にいるのか、理由が解っているのだろうか。

誰に、何故、政権を託されたのか、考えた事が有るのか。

自分達だけに力で政権を取った、とでも思っているのか。

万一、自らの置かれた<政権与党>と言う立場が、<選挙>で選ばれたが故である事が理解出来るのなら、国民の選んだ方向から(かってに)180度転換するなど、許される事では無い事ぐらい、解らないのか。


君たちは「国家なり」ではない。


神に与えられた<政権>ではない。
国民に、<託された>政権である。

方向転換したいのなら、解散総選挙で信を問え!

あるいは、方向転換では無い、<選ばれた>時の旗印が、一時の嘘であった、とでも言いたいのか。


それならそれで良かろう。

嘘で信を得たのなら、選んだ方としては、選択をやり直さねばならない。


もし、財務省主導の予算編成を行い、族議員を生む如きシステムがやりたいのなら。
超大国の隷属国家でいたいのなら。

選挙のときに、そのような旗を掲げろ。


目下、菅直人と仙石由人がやっている事は、選挙民に対する、恐るべき背信行為である。


菅直人、仙石由人、さらにそれを取り巻く現政権の執行部を形成する者共は、自由民主党に入党せよ。
君たちが向かっている方向は、自民党の政策そのものである。


解散総選挙を行い、自民党から立候補しなさい。


我々国民選んだ『民主党』を乗っ取って、国民の願う方向の逆に向かう政府など、民主党に一票を投じた国民の誰一人として、認めない!




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10 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-07-26 00:53:01
>ヤクザの大親分みたいな理不尽な強大な国家
中国かと思いました。

それに民主党に夢見すぎですよ、小沢こそが日本をアメリカの経済奴隷にしたと言われています。「アメリカの経済奴隷」で検索して下さい。民主党は古い自民党から脱出した議員と元社会党議員で構成されている政党です。

そんな政党に政権担当能力は期待出来ません。国民が変化を望まなかった訳ではなく、政権運営できる政党が限られている事を見切っていたように感じています。

政治と金、不祥事についても調べてください。以外に民主党が多く犯罪事件などの不祥事も盛りだくさん、しかも不祥事が起こっても責任はとらないし、マスコミは控えめ。
政党助成金をキャバクラに使っていた大臣が、マスコミに追求されることなく、現在もなに食わぬ顔でテレビで政治を語っています。

管首相の隠し子報道も海外のテレビニュースで報道されても、国内で報道されることはありません。

この国の報道と民主党政治はおかしいですよ

unknown様。 (時々パリ)
2010-07-26 01:29:36
コメントありがとう御座いました。
もしかして、お久しぶりのunknown再登場ですか?
中国は、同じヤクザでも、やってる事がすぐ解る<さん下>ですね。
アメリカは、知能犯の極みです。
民主に夢を託さないで、一体何処に託せますかしら。
唯一の可能性でした。
報道は、自民時代の100を問わずに、民主の一つ一つを暴いていますかね。
暴いては見ても、自民時代の様な<えげつない巨悪>では無いので、騒ぎ続ける程の中身でも無し。
国民の変化を恐れる特質は、選択肢の有無の門Iとは別の次元で、常に存在している様です。
ご教示感謝致します。
なんというか (通りすがり)
2010-07-26 01:40:42
自民党も民主党も期待できないとなると、どこに期待をよせればいいんでしょうかね。
私は小沢は個人的に最も自民党くさくて嫌いなのですが、時々パリさんはお好きなようで・・。

それはそうと、来月末にまた普天間問題が再燃しそうなので、ゴタゴタが起きそうですね・・。
また総理が交代になるのでしょうか?
ひょっとして小沢総理なんてなるのかな?
解散総選挙は思ったより近そうですね。
通りすがり様。 (時々パリ)
2010-07-26 03:22:48
コメントありがとう御座いました。
実は、私も小沢は自民党そのものみたいで大嫌いでした。
彼の政治哲学が解って来たのは、一昨年来の検察に寄るムリ筋捜査のおかげです。
普天間は、政府がアメリカに先送りを通告しましたが、どだい無理な話でした。
小沢総理でなくとも良いのですが、『国民の生活が第一』と、はっきり考えている人がなるべきです。
新自由主義者の如き<理想論者>は、政治学者か評論家にでもなれば良いのです。
ましてや、自分の地位と名誉とにこだわる輩は、国の将来に邪魔なだけだと考えております。
Unknown (Unknown)
2010-07-26 03:23:45
>自分の地位と名誉とにこだわる輩は

残念ながら民主党はそんな議員ばかりです。

リーマンショックの時、世界中が大混乱のなか民主党議員とマスコミは、当時の麻生首相に解散総選挙を求めましたが考えられないですよ。当時、イギリスの野党は党派を越えて与党に協力し国の危機的状況を救おうと宣言しましたが、日本の民主党は、世界同時不況の責任を自民党に押し付け、とにかく政権交代すれば景気は良くなるの大合唱。

当時、麻生氏がすぐに解散総選挙をしなかったのは国の経済状況を考慮したもので政局に拘っていた訳ではありません。
むしろ民主党のほうが政局しか考えていなかった、この前の参院選の時も首相交代で国会が停滞したにもかかわらず選挙に突入しました。しかも、宮崎の口蹄疫被害が収まっていませんでした。イギリスでは過去に口蹄疫で選挙を遅らせましたし、自民党も非常事態宣言を発令して選挙の延長を呼びかけていました。これが国民のための政治と言えますか?

政治と金の問題も昨年の衆院選前には発覚しながら、マスコミの報道抑制で国民に周知されることなく政権交代してしまいました。

こんな人たちを一部報道で有能であるかのよう信じこまされ
http://www.youtube.com/watch?v=J3gKBBYxXyo
ついでに今の総理
http://www.youtube.com/watch?v=KVi-x454p8E

そして、いざ政権交代してみれば、バラまきマニフェストで戦後最大の国債発行額。仕分けで当初計画の一割もムダが出てこず、非常事態宣言で消費税を上げようとしています。

たしかに自民党もいい部分だけではないですが、民主党とは違い少なくとも国民のための政治をしてきたのが現実です。

麻生氏が若者に人気があったのも、マンガに理解があったからだけではありませんマスコミに毒されてなかったからですよ。

http://www.youtube.com/watch?v=Bb4YROZJcow

http://www.youtube.com/watch?v=pZWOFKfEBXE&feature=related
Unknown (おのま@カナダ)
2010-07-26 12:54:46
何度か書いていますが、わたしも小澤を支持しているわけではありません。生暖かく(笑)監視しています
unknown様。 (時々パリ)
2010-07-26 17:24:00
なるほどねえ。
自民党支持者から言わせると、民主党支持者が民主党を擁護するのと同じ見方になる訳ですね。
>自民党もいい部分だけではないですが
私には、<良い部分>と言うのは、誰かに取ってですか。
>国民のための政治をしてきた
ココ笑ってしまいました。
そう思い込んでいる事自体が、旧体制の害悪の擁護ですね。
おのま@カナダ様。 (時々パリ)
2010-07-26 17:29:56
お得意の「生暖かく」!
その次が<監視>となりましたか。
以前は<見守る>だった筈。。。(笑)
見守っても、監視してても良いですが、時間だけ無駄に過ぎ去り、未熟者達の<実験>の為に税金払わされている国民に取っては良い面の皮です。
立候補の時点で、<偏差値>の高い者はふるい落とし、<IQ>の高い者に許可を与える(両方高ければ良し)なんて<選抜>制度が出来ないものなのでしょうか?
生暖かく (おのま@カナダ)
2010-07-27 13:28:39
政権発足したばかりの「民主党は見守る」長年政界の中心人物できた「小澤は監視」です

日本は政治家もさることながら、国民全般にわたって独立国の国民としての気概が欠けています

まずはアメリカへの依存心理、アジアに対する蔑視心理から抜け出すことではないでしょうか

そのきっかけを作る意味で辺野古にアメリカの軍事施設を作らないことが肝要だと思います

小沢の姿勢がわかるまで監視します

おのま@カナダ様。 (時々パリ)
2010-07-27 16:18:39
うっ!
注意力不足でした。
ちゃんと、性格に使い分けていらっしゃった。
別記事のコメ返で書きましたが、民主も自民もみんなも、更には当然その他も含めて、結局日本の政治家は、総て同じレベルなのでは無いでしょうか。
党名が違うだけ。
違いは、打ち出す政策が、その時思いついた順番であるだけ。
思考回路、行動パターン、みな同じレベルの様な気がする。。。
結論として、普天間もやるでしょうし、消費税も引き上げるでしょうし、アメリカにはずっと支配され続けるでしょう。
彼らの姿勢を見ている限りは。。。
結局、これまでの教育では、こんな政治家(=人間)しか育たないのか??

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