晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

新明怪国語辞典「お」<その六>

2014-08-28 17:38:31 | 新明怪国語辞典
『お』(続続続続続)


【思い残す】
今際の際(いまわのきわ)に、あれこれ意地汚く思い出す事柄。
思い出す間もなく一気に行ってしまう状況であれば、地縛霊となる。
せめて、原発止めなきゃ良かった。
せめて、九条なんて作んなきゃ良かった。
せめて、大和が沈まなきゃ良かった。
せめて、アメリカが参戦してくれなきゃ良かった。
せめて、せめて、せめて。

【思いのほか】
国民のかなりの部分が、福島でも充分暮らして行けると信じてる。
避難者のかなりの部分が、東電に対して補償を求めて訴える気が無い。
テレビの前のかなりの部分が、大越健介をインテリだと思っている。
かなりの若者達が、戦争に行っても怪我もしないし死にもしないと、思ってる。
国民の相当数が、為政者の必要通りの人間に育ってくれた。
そんな感想を抱く事。

【思いのまま】
「国民の皆様方に、誠意を尽くして説明して行きたい」
「全て、正式な法的手続きを踏んだ上で、国民の皆様方にご理解を頂いて、行って参りたい」
「大雪で死者が出れば高級寿司店に行きたい」
「土砂崩れで大量の死者が出れば、ゴルフをしたい」
と行動する有様。

【思いめぐらす】
「憲法の理念を自由に解釈すると…」
「デフレの極みで関節税を引き上げ、大企業の直接税を引き下げると…」
「アメリカの望む事を先取りして、外交政策を決めて行くと…」
「イスラエルと親密な友好関係を深めて行くと…」
「放射能汚染のただ中で五輪を開催すると…」
自分の名声は普及の物となるだろう、と言う様な胸の内。

【思いもよらない】
大手新聞テレビの世論調査で支持率が50%を超えているのに、Yahooでの調査で22%だった事。
何かの間違い。

【おもいやられる】
行く末を案じる言い方。
安倍晋三のオツムの具合と腹の具合との整合性。

【思い遣り】
地代、光熱費、スタッフの人件費、治外法権的特権などの金銭的援助と、現地での女性を乱暴する権利という現物給与の総合。

【思い遣る】
財政破綻しそうであれば、不兌換国際を大量購入する。
厭戦気分が蔓延し軍事予算も枯渇していると見ると、集団的自衛権行使容認し、武器輸出を解禁する事。
農産物が過剰生産状態で、保険会社が軒並み破綻しかかっていれば、TPPという火の中に自らを投じる事。

【思いわずらう】
隣の大国が攻めて来る。
ミサイルが飛んで来る。
わが国には積極的交戦権が無い。
石油も無いレアアースも止まる。
一刻も早く再武装を。

【思う】
①考える事。
我が「有る」ための基本的条件。
なあーんもそれが無ければ、存在しないも同然。
小人尖って悪事を為す、事となる。
例えば安倍晋三の状態。
②感じる事。
憲法が今のままでは日本は亡びる!
例えば安倍晋三の行動。
③看做す事。
「中国は日本に攻めて来る。」
「だから改憲と徴兵制と国民統制法が不可欠。」
「今の状態では、日本は亡びる。」
例えば安倍晋三の心中。
④期待する事。
「もうすぐ日本はうちゅくちい国になれる。」
例えば安倍晋三の胸の内。
⑤願う事。
「おじいさまの悲願を僕が叶えてやる」
例えば安倍晋三の感情。
⑥怪しむこと。
「オバマは僕が嫌いなんだろうか?」
「だから僕に話しかけてもくれないんだろうか。」
「よし戦争の出来る国にしよう。」
例えば安倍晋三の悩み事。
⑦つもり。
「私が日本の最高権力者です。」
「私が日本の採集責任者です。」
例えば安倍晋三の思い違い振り。
⑧回想する事。
「あの頃私は日本を支えてひた走っていた。」
「腹痛も去り、中国を押さえ込み、アメリカと対等に軍事同盟を結んでいた。」
「あの頃私は輝いていた。」
例えば安倍晋三の20年後の寝言。
⑨愛する事。
「私は、経団連会長の笑顔を信じて、消費税増税と法人税減税と、原発輸出と武器輸出解禁とを行った」
たてば安倍晋三の今の寝言。

【思う存分】
好き放題と同義語。
ありとあらゆる方法で国民を痛めつけ、山河を汚し、経済を破綻させる時の有様。

【思うつぼ】
「ほらほら安倍晋三が、またまた美味しい手みやげもって、靴を舐めに来たぞ。」
(アーミテージ)

【思うまま】
前出「思う存分」の類似語。
反対意見を完全排除する為に「ヘイト・スピーチ禁止法」に合わせて『国会前のデモの禁止』を企む様。

【重々しい】
その存在自体が抜きん出ており、言う事みな正論で、為す事全てが意味を持ち、しかも実行力が伴っている、人の鏡とされる様な人間の状態。
例えば安倍晋三の正反対の性格。
反対語 : 軽々しい。

【面影】
面構え、言動、何処を取っても祖父の悪どさに似ていないにも拘らず、祖父を越えようと突っ走る輩の背後に見えないもの。
外孫だから見えなくて当然か。

【面舵】
右に曲がる為に切る舵。
あまりに右過ぎて、キリモミ回転状態の総理大臣もどこかに居る。

【重さ】
①重量。
森喜朗。
②存在感。
小沢一郎。

【重苦しい】
足掻いてももがいても抜け出せそうにない、昭和10年頃と平成26年頃の社会の空気の状態。
往々にして金縛り状態を伴う。

【面白い】
①愉快。
②不愉快。
③どうでも良い。
以上の全てに当てはまる状況。

【面白がる】
まともな意見に対する、ネトウヨの態度。
ネトウヨを評する時の、まともな人の感情。

【面白ずく】
全てがやらせの、国会審議やTVの番組などの構成。
しかし、まともに見れば少しも同意出来ない。
当事者たちだけが浸る感情。

【面白半分】
真面目に取り組まない、真面目に取り組めない、オチャラケている状態。
被害者に無理矢理インタビューするTVのレポーターの態度。
特定の政治家の日常。
例えば橋下徹、その他大勢。

【面白み】
欠点だらけの中の、かろうじて挙げられる利点。
微かな救い。
普通、霞ヶ関に巣食う連中は、これすら欠けている事が多い。
真面目一点張りで正論しか吐けない頭でっかちに多い。

【お持たせ】
来客の手みやげ。
何も無いまま敵地を訪れて、散々馬鹿にされる事も有る。
ましてや、無能で評価されていない総理大臣が海外旅行が大好きだと、持ち出しが馬鹿にならない。

【主立った】
主なる。
中核の。
或は、少数精鋭主義だと大部分。
「生活の党」等の場合、その殆どが該当する。

【おもちゃ】
政治家にとっての庶民。
高級官僚にとっての政治家。
米国の三流政治ゴロにとっての霞ヶ関官僚。
日本にとっての沖縄。
米国に取っての日本。

【表】
①主たる表面。
硬貨で国名の記されている面。
「おもてなし」には存在しない。
②表層。
溜まっている水の、空気に触れる面。
それしか無い政治家が多い。
③外見。
それしか見えず中身を一切考慮する事無く投票する層あり。
④戸外。
「表に出ろ!」と胸ぐらを掴みたくなる政治家多し。

【面】
顔。
よくそれで、はずかしげも無く「表」を歩けるな、という政治家多し。

【表替え】
畳の表面がすり減って来た時に張り替えること。
転じて、内閣の面子だけ替えて批判をかわす総理大臣の内閣改造。

【表構え】
面構えとも言う。
人にも建物にも使う。
内面や奥深さ等を推し量る、重要な要素であるが故に、それだけの人物も非常に多い。
特に政治家に多い。

【表看板】
本来は中身を表す最重要な要素である。
しかし、「偽り有り」や「倒れ」と言う場合も多い。
特に政治家に多い。

【表口】
正式な入り口。
ご用聞きと、不正入学者と、その筋の人は通常くぐれない事になっている。
立派な家になれば成る程、家人も往々にして通常は使わない事も多い。

【表座敷】
関東では東京。
東海道では東京。
東日本では東京。
日本では東京。
一番中心となる場所。
建前の場所。
飾りに過ぎない場所。

【表沙汰】
決して明らかに出来ない事に関わっている人物が、最も恐れる事。
隠れている部分が、つまびらかになる事。
ひと騒動起こるきっかけ。
陸山会事件の仕掛けの真相は、決してそうならない。

【表立つ】
率先して白日の下に晒すこと。
それを嫌う事も多い。
特に政治家に非常に多い。

【表向き】
物事に波風を立てない様にする工夫。
取り繕う場所。
内向きとの格差は莫大である事が多い。
特に政治家に非常に多い。

【表門】
表札を懸ける場所。
賓客と主人のみが出入りする入り口。
郵便表記上の住所に向いている入り口で、取り立て屋の侵入を可能な限り食い止めて、その間に裏口から逃げ出す算段をする為の防塁。
その筋の人と、政治家の家のそれは即に大仰である事が多い。

【面長】
古来より、日本で良しとされて来た顔の構造。
女性の場合は美人の条件。
男性の場合はマヌケに見える事も有るので要注意。
縦長な顔の呼称。
別称は馬面。

【おもねる】
百田某のモミイ某に対する態度。
モミイ某が安倍晋三に対する態度。
安倍晋三がバラク・オバマに対する態度。
連合会長が経団連会長に対する態度。
へつらう事。

【面映い】
本当は自覚している長所や利点を指摘されて、通常浮かぶ感情。
「よっ、名宰相!」と呼ばれて、安倍晋三が感じない感情。

【趣】
①良き内容。
優れた中身がにじみ出る空気感。
②好感度の様子。
好印象が伝わって来る風情。
③面白み。
心を安らぐ光景や環境。
良い趣味が醸し出す空間。
永田町や霞ヶ関の住人にはない特質。

【赴く】
目的をもって、特定の場所に出かける事。
着任する事。
しばしば、来られる方ぬは迷惑な事もあり得る。
駐日米国大使の来日やリチャード・アーミテージの来訪。

【おもむろに】
もったいつけて行動を起こす様子。
中身が薄い程、そうなり易い。

【面持ち】
感情を表す様々な表情。
政治家は百程も持っているらしい。

【面やつれ】
心身消耗しているときの顔つき。
幸いに、小沢一郎には見られない。

【思惑】
考え。
様々な下心。
皆それを隠して駆け引きをする。
議会に行けば渦巻いている。

【思わせぶり】
下心ある人間を手玉に取る手練手管の一つ。
特に女性に取っては、最良の武器となる振る舞い方。
政治家に取っては、票を取る為の素振り。

【重んじる】
大切に扱う事。
それなりの相手に相応しい待遇を取る事。
人間は誰しもがそう扱われる事を望んでいる。
それが、人を操る要素となる事が多い。
往々にして、カネの流れが左右する。
特に、政治家に於いて顕著である。

【慮る】
霞ヶ関官僚が、米国の意向を「勝手に」解釈する事。
沖縄の基地も、活断層の上の原発も、デフレ下での増税も、TPP参加も、集団的自衛権容認も、武器輸出解禁も、全部がその結果である。

【親】
生物学上の生殖細胞を与えた側。
生物学的にそれが叶わず、第三者の子供を貰い受けた際の親権者。
子に取って、有り難く、鬱陶しく、いつかは乗り越えるべき存在。
博打の胴元。

(続く筈…)





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