joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

損得

2005年07月28日 | 日記
きょう、ある画廊の前でお客を勧誘している女の子に二度も呼び止められてしまいました。その子は必死に僕を画廊に入ってもらおうとします。

でも、絵画の購入と言うのはかなり趣味人の人がするものという印象があります。それを考えると、店の前を通る人を強引に呼び込もうとするのは、画廊の営業方法としては非効率のように思います。

その女の子はとてもかわいい女の子で、スタイルもきれいな人でした。本当ならでれでれしたいところだけれど、こういう勧誘する人に嫌な目に合ったことがあるので、ぼくはかなり強引に彼女の勧誘を振り切って立ち去りました。

でも、そうして心の中で勧誘の女の子を切り捨てながら、思いました。本当なら、かわいい女の子が来ればでれでれするぐらいが、男として健全な性格のように思います。

僕自身は、その女の子が勧誘でよって来たとき、見ず知らずの男性に平気に甘えてすり寄ることのできる大胆さに、ちょっと怖いものを感じました。自分の得になることなら、ここまでしなだれることができるというのは、男にとっては幻滅でもあります。

でもそれは、それだけその女性を「損得勘定で動く人間」と見なしているからです。それは当然、自分自身が強く損得勘定で動いているから、相手もそのように見てしまいます。だから、寄り添ってくる女の人も、醜い存在に思えてくるのです。

それに対して、女性が甘くしな垂れかかってきたときに、でれでれできる男の人というのは、それだけ素直で正直な性格だというような感じもします。

女性から見れば、男に甘えて媚びる女性の姿と言うのは見ていて嫌なものなのかもしれない。でも、媚びる女性に対して正直に照れながらも嬉しく感じることのできる男というのは、いい意味で普通に正直な、健全な性格のようにも思いました。


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