ドイツで行われているサッカー・コンフェデレーションズカップの明日(きょう?)のギリシア戦で日本は4-4-2のシステムをとるそうです。楽しみだ。
日本が4-4-2を採用したのはアジア最終予選・アウェーでのイラン戦以来です。中盤で多くのタレント(中田・中村・小野)をピッチに並べるためのシステムです。この試合で日本は従来の3バックを変更し、かつ試合に負けたため、「4バック」はダメという論調が(軽薄な)マスコミを支配しました。
選手自身も3バックのほうがやりやすいと判断して、次のホームでのバーレーン戦では従来のシステムに戻りました。
でも僕自身は、負けはしたけど、イラン戦は今まで見た中でいちばん面白い試合でした。
3バックというのは、3人のディフェンス+サイドの2人で守る守備重視のシステムです。あるいは、守備重視に切り替えやすいシステムです。
しかし、サイドの2人がディフェンスに張り付いてしまうと、どうしても攻撃が緩慢・単調になります。自陣でゆっくりボールをまわしてしまうのです。
アジアを相手に日本は、とにかくボールを支配しながら、ゆっくり攻め上がるサッカーを確立しました。実力で勝るアジア諸国相手なら、とにかくボールを支配してゆっくり回し、攻撃のチャンスを窺い続けることが可能でした。
また、小野・中村・中田英の3人が怪我やチーム事情で一緒になることも少なかったので、誰か一人を司令塔にして汗かきタイプの選手を周りに置くには3-5-2のシステムがぴったりでした。
しかし上記の3人を並べる、あるいは自陣からゆっくり攻めあがるのではなく、攻守の切り替えを早くして中盤からどんどん攻撃的なサッカーをするには4-4-2のほうが適しています。
僕自身は、やはりサッカーの面白さを引き出すという点でも、スピーディな攻守を迫られる(難易度の高い)4-4-2のシステムのほうが、見ていて面白かったです。
ようするに、システム云々ではなく、自陣で足元にボールをパス交換するのではなく、走り回りながらつねにボールを前へ前へと動かすサッカーのほうが好きです。そしてそのためには、今の日本代表には、やはり4-4-2の方が面白いサッカーをする可能性があるように感じられます。
つねに前へ前へとボールを動かすサッカーは、それだけディフェンスに選手を張り付けないので、攻撃していなければ失点につながるリスクの大きいサッカーです。それだけに速く、かつスペースを広く使ってボールをまわし続ける必要があります。
そういうサッカーの萌芽が見られたのが、アウェーでのイラン戦でした。結果は1-2で負けましたが、ジーコ就任以来でもっとも面白いサッカーでした。
その4バックのシステムにギリシア戦で挑戦するそうです。ヨーロッパ・チャンピオンを相手に、ここにきてシステム変更するというのは不安もありますが、楽しみでもあります。
コンフェデレーションズカップの結果で大騒ぎする必要はないと思います。ただ、これまでの「ゆったりサッカー」とは違うサッカーを目指す方向性をこの大会で見せて欲しいと思います。
涼風
日本が4-4-2を採用したのはアジア最終予選・アウェーでのイラン戦以来です。中盤で多くのタレント(中田・中村・小野)をピッチに並べるためのシステムです。この試合で日本は従来の3バックを変更し、かつ試合に負けたため、「4バック」はダメという論調が(軽薄な)マスコミを支配しました。
選手自身も3バックのほうがやりやすいと判断して、次のホームでのバーレーン戦では従来のシステムに戻りました。
でも僕自身は、負けはしたけど、イラン戦は今まで見た中でいちばん面白い試合でした。
3バックというのは、3人のディフェンス+サイドの2人で守る守備重視のシステムです。あるいは、守備重視に切り替えやすいシステムです。
しかし、サイドの2人がディフェンスに張り付いてしまうと、どうしても攻撃が緩慢・単調になります。自陣でゆっくりボールをまわしてしまうのです。
アジアを相手に日本は、とにかくボールを支配しながら、ゆっくり攻め上がるサッカーを確立しました。実力で勝るアジア諸国相手なら、とにかくボールを支配してゆっくり回し、攻撃のチャンスを窺い続けることが可能でした。
また、小野・中村・中田英の3人が怪我やチーム事情で一緒になることも少なかったので、誰か一人を司令塔にして汗かきタイプの選手を周りに置くには3-5-2のシステムがぴったりでした。
しかし上記の3人を並べる、あるいは自陣からゆっくり攻めあがるのではなく、攻守の切り替えを早くして中盤からどんどん攻撃的なサッカーをするには4-4-2のほうが適しています。
僕自身は、やはりサッカーの面白さを引き出すという点でも、スピーディな攻守を迫られる(難易度の高い)4-4-2のシステムのほうが、見ていて面白かったです。
ようするに、システム云々ではなく、自陣で足元にボールをパス交換するのではなく、走り回りながらつねにボールを前へ前へと動かすサッカーのほうが好きです。そしてそのためには、今の日本代表には、やはり4-4-2の方が面白いサッカーをする可能性があるように感じられます。
つねに前へ前へとボールを動かすサッカーは、それだけディフェンスに選手を張り付けないので、攻撃していなければ失点につながるリスクの大きいサッカーです。それだけに速く、かつスペースを広く使ってボールをまわし続ける必要があります。
そういうサッカーの萌芽が見られたのが、アウェーでのイラン戦でした。結果は1-2で負けましたが、ジーコ就任以来でもっとも面白いサッカーでした。
その4バックのシステムにギリシア戦で挑戦するそうです。ヨーロッパ・チャンピオンを相手に、ここにきてシステム変更するというのは不安もありますが、楽しみでもあります。
コンフェデレーションズカップの結果で大騒ぎする必要はないと思います。ただ、これまでの「ゆったりサッカー」とは違うサッカーを目指す方向性をこの大会で見せて欲しいと思います。
涼風
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