昨日のNHKの番組『クローズアップ現代』で、人を採用したくても応募者がいない地方の企業の現状が取り上げられていました。ちょっとネットで検索してみても、多くのブログで取り上げられています。
ある山梨の企業は、東京に近いにもかかわらず応募者が足りなく、山形に会社の機能を一部移して人確保に努めるようです。
途中からしか見なかったので事情がよく分からなかったのがもどかしかったです。この会社は製造業のようでしたが、理系の人を探しているから採用できる人がいなかったのでしょうか。それとも文系の人でもよかったのにいなかったのだろうか。
新卒採用で人を採れなければ、他に20代で仕事を探している人はいくらでもいると思います。そういう人を採らずにわざわざ山形まで本社の機能を移してまで人探しをしようとするというのは、それだけ高いスキルをもった人を探しているということなのでしょうか。
それとも、文系でもいいのに大卒者を採用できなかったのでしょうか。
「格差格差」と言われ続けているし、僕もそれに同調しているけど、日本の経済が上向きになっているのはたしかなようですね。もちろん、それが非正規雇用の数が増えたことによるものなら、人々の生活はよくならないので問題です。
ただ新卒採用の増大ということは正社員のチャンスが広がっていることなので、いいニュースなのだと思います。
「失われた十年」が出口の見えない不況のように見えたけれど、各企業の経営の方向性の調整がこの15年ほどでやっと上手くいきだしたということなのでしょうか?
この記事はあまりにも「従業員」よりの文章になりました。経営者の事情の深刻さよりも「従業員」の立場をすぐに気にすると言うのも、一つの偏向ですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます