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日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

余計なプレッシャー

2006年02月17日 | スポーツ
やっぱりオリンピックは2年に一回の方がいいような気がする。

オリンピックの間の年にどれだけ世界チャンピオンだろうと金メダルを獲れなくては世の中の注目を浴びないというのはなんだか不合理な気がします。

まぁ、競技者が実際にどう想っているのか分からないので、本当は何とも言えないんですが。

でも、4年に一度しかほとんどの競技が脚光を浴びないというのあまり健康的とは言えない気がする。

以前水泳の千葉すずが、「みんな水泳なんて全然注目しないのに、オリンピックの時だけ“千葉すず、千葉すず”と騒ぐ」と不平を漏らしていました。

4年に一回の「最高峰」の大会だから国民が注目する。でも、その間だって全ての競技で毎年世界チャンピオンが誕生している。そうしたチャンピオン達には目もくれず、4年に一度の国別対抗のナショナリズム的イベントの時だけ注目するというのは不健康だ。

以前ジーコは、「今のブラジル選手は自分のキャリアをナショナル・チームに選ばれることだけを基準にして組み立てようとする。よくない傾向だ」と言っていました。サッカーのワールド・カップも4年に一度のために、その数少ないチャンスを物にしようと選手は死に物狂いになる。

でもサッカーは毎年どこかで行われているし、ワールド・カップで優勝したチームが必ずしも世界で一番強いチームとは限らない。むしろ、一番つまらないサッカーをするチームが優勝したりもする。

ワールドカップも二年に一度にすれば、ワールド・カップや代表入りだけに選手が集中するような状況は改善されるのじゃないだろうか。代表入りした選手がそうでない選手より優秀だとは言えないのだし。

二年に一回にすればイベント性は確かに薄れます。でも、そのイベント性とは所詮スポーツそれ自体に内在する面白さとは関係ないものなのだから、剥がれてしまっていいのじゃないだろうか。それで国民の関心が減っても、選手達はガッカリするのだろうか。やっぱり選手としてはスポーツそれ自体の面白みを感じて欲しいのじゃないだろうか。


涼風

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