写真を撮っていて想うのは、肉眼で見た世界と写真の世界とは全く違うのだということ。
僕は生まれてから自分のカメラを持ったこともなく、今もないのだけど、親が買ったデジカメで写真を最近撮っています。
撮る前は、たんに見て「いいなぁ」と想う風景とかを写真にすればその感動は残るものだと思っていました。
ふだん私たちは、何気ない風景、ありふれた道路、家々、木々とかを見て、何となく“日常の味わい”みたいなものを感じて、大きく感動しなくても「あぁ、いい感じ」と思うことが多いのだと思います。
例えば夕方の駅前。目の前に広がる道路。そんなありふれたものを見ても、そこに何がしかのよさを感じるものだと思います。
でもそういうものを写真に撮っても、何も面白くない。肉眼で見たいい風景が、デジカメで見直すとすごく退屈な写真になっているのです。
写真というのは残酷です。
涼風
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