阿武松部屋朝稽古見学

昨日、念願の朝稽古にお邪魔した。

前の日、以前のバイト先の仲間と飲み会。
少しで帰るつもりが・・・そうなるわけがない。
早番勤務後、１時間だけ家に帰って洗濯物とりこんで・・・いざ飲み会！
で・・・昨日、朝稽古なわけだから・・・かなり眠い(笑)

でもやっぱり、とても興味深かったから、眠気なんてどこかへ行ってしまった。

阿武松部屋に着いたのは、午前７時ごろ。
湾岸・・・混んでたけど、早く出たので、この時間には到着できた。

運転してくれた町田後援会会長に・・・感謝（*^_^*）

稽古場の入口近く・・・力士たちの熱気があるれている・・・凄いと思った。
ぶつかっている音がする・・・鈍く響く。

『三番稽古』の真っ最中・・・

面白い、実に面白い。

三番稽古、三番取って終わりで順番なんて思ったら大間違い。
十五番くらい取ったりもする・・・

三番稽古を観て感じたのは、相撲とは・・・立ち合いで決まるということ。
これまでも、そう思っていたが、さらに深くそう思った・・・

だから、国技館に集まるお客さま方、立ち合いの時には、
ご贔屓じゃない力士の時も是非集中してやってくださいとあらためて思った。
ほんとうに、お願いです・・・
みんな、頑張って稽古して本割の土俵にたっているのですからと思った。

集中して、前に出て、ぶつかって、前に出る。。。全力で。
躊躇したり、迷ったり、精神が少しでもぶれたら、立ち合いで負ける。
相撲とは、そういうものだ・・・と思った。

『申し合い』
これは、見ていて本当に面白い。
取り組みを土俵の周りで見つめ、決着がつくと一斉に
餌に群がる池の鯉・・・という感じかなぁ
お姫様に言いよる男たち・・・とでも言うのかなぁ
とにかく、次は自分だと勝った力士に駆け寄ってアピールする。

キツイ稽古で身体は疲れ切っている・・・休みたいが当然の人の意識。
そんなときに、強い相手と一番でも多く取るんだと自らアピールする。
取ってもらえたら嬉しいし、取ってもらえるだけの自分になるために努力する。

そして、なんといっても『ぶつかり稽古』だ・・・

阿武咲のぶつかり稽古が、凄い。
限界ぎりぎり、あるいは、限界を超えて稽古する。
扉の向こうに行くために・・・次の世界を見るために・・・
苦しくても立てなくても・・・立ちあがり、ぶつかっていく。

親方から、きつい言葉が飛ぶ、きつい身体に自分で鞭を打つ。
親方から「そうだ、その相撲だ！上がれるぞ！」の声が飛ぶ。

これだけ、キツイ稽古をして、本割で負ける・・・悔しいだろう。
さぞ、悔しいだろう。
だれしも勝つために稽古をしている。
負けた時、ものすごく悔しくなるくらい稽古を積む。
落ち込んでいる暇はない十五日間が始まる。
どうして勝てないんだろうと悩んでいる暇はない。
考えるのはいいけど、落ち込んだり悩んだりしてはいけない。
負けたら、四股・鉄砲・股割・すり足・・・基本に戻るとと良い。
そうすれば、身体が思い出すはずだ・・・
思い出すくらいの稽古を積むことだ。

そう思った。

みんな大きくなっていたなぁ・・・
阿武咲もひとまわり大きくなっていたし、若山も大きくなっていた。

若山・・・思った通り、頑張っていた。
もっともっと、強くなれ！
甘い稽古は、するな！
自分の思いを相撲にすべてぶつけて、強くなれ！！

阿武咲が、良い目標だと思う。
頑張れ、若山！！応援してるよ!(^^)!

阿夢露は、なんとか幕内にとどまった。
怪我からの復活。
ストレッチを丁寧に行なっていた。
身体のケアも余念がない。
若い人たちも見習ってほしいと思いながら見ていた。

出げいこに来ていた貴の岩関も親方に声をかけられながら、稽古していた。
阿武松部屋の力士たちには良い刺激だし、
貴の岩関とっても阿武松部屋は、稽古場として、良い部屋だと思った。

書きだすときりがなくなる・・・

阿武松親方がおっしゃっていた。
「相撲は力比べじゃない」

本当に、触れれば触れるほど、その奥深さに惹きつけられる。

稽古の後は、ちゃんこをご馳走になった。
一人一人の挨拶が、ちゃめっけありの、照れありので力士たちの素顔が出る。

力士たちがしっかりお世話してくれて、
重量級の素敵なホストたちに囲まれて、美味しいお食事をいただきました。

ちょっとだけ、四股とすり足を若山に教えてもらった・・・
身体硬いから、足上がらないけど・・・いろんな意味で、いい運動になる。
ちょっと、取り入れてもいいかも・・・と思って帰ってきた・・・

帰って、といっても職場に直行して遅番勤務でした・・・
忙しいＧＷ、疲れ切った早番さんと交代して、なんとか務めきった・・・
電話を壊したくなるくらい鳴りっぱなしの電話・・・忙しいＧＷ後半の幕が開いた。
今日もお仕事、頑張らなくっちゃであります（*^_^*）