CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

夕べは、可愛い酔っ払い恩師と過ごした私

2015-07-08 11:07:55 | 日記
お寝坊した・・・とことん、お寝坊(^^ゞ

よいよい・・・なにしろ昨日は正真正銘の終電でしたから(^^ゞ

私の恩師N先生。
可愛い酔っ払い。
まっすぐで、裏表がなくって、素敵な・・・少女のような先生。
演劇部の顧問だけど私はその中学では演劇部には所属していなかった。
国語授業の時だけお世話になった・・・それも1年だけ。

私は父親の事業が行き詰まり、借金に追われ・・・
中学二年のGWに転校したから・・・1年間くらいのお付き合い。

それなのに、とても印象に残っている先生だった。

私が転校した先で『ぐれた』という噂が伝わったらしく???
それは、大きな間違いで、まっとうだったが(笑)
もう少し、ぐれてみたかったものだが・・・まっとうだったのだが、
心配していたのよ・・・と言う。
他の子と間違えていないかなぁ・・・と思いつつ話を聞く。

先生はずっと中学校の演劇教育に力を注いできた方で、
そのパートナーがS劇場のIさんだった。
劇団の俳優として、そして、N先生のパートナーとして
中学校演劇にその力を傾けたIさんは、早くに他界されてしまった。

あれから、もう二十年近く・・・

私もS劇場にいた俳優が創った劇団に所属していたので、
なんとなく縁が・・・細い糸でつながっていた。

N先生は、お酒に弱いのに・・・呑む。
そして、酔っ払う・・・
昨日は・・・いろんな話をしてくれた。
Iさんとの最後の一週間の過ごし方・・・
悔いが残る過ごし方だと言って・・・
もっと違う接し方があったはずだと言って・・・
そして、あと二日待ってくれれば、ずっとそばにいられたのに・・・と。

そう、卒業式の季節だった。
N先生がどうしても外せない状況の時に急変された。

二十年近く・・・想い続けて、恋い続けて、悔み続けて・・・
Iさんの事、愛し続けている可愛い酔っ払い。

私が一緒に芝居をしいていたNさんとIさん・・・
空の上で笑いながら眺めていることだろう。
まったくなぁ・・・あの二人は、危なっかしくていけない・・・と笑いながら。
そこに音響のAさんも加わって・・・
Aさんのパートナーも私にとっては大切なお姉ちゃん。
三人の男たちが、笑って見降ろしているような気がしてならない・・・
あの女ども・・・危なっかしいなぁ・・・と。。。

Aさんもとても愛されていた。
そして、今も想われている。私のお姉ちゃんみたいなYさんに想われている。

想うことで・・・なんとか、生きている二人がいる。

昨日は15歳以上年の離れた恩師が、可愛くてしようがなかった。。。

酔っ払ったN先生をタクシーに乗せた。

カーナビに住所を入れてもらい、運転手さんに託した。
「この人の言うこと聞かなくていいですからね、家の前までよろしくお願いします。
 私の大切な恩師なんです。酔っ払いだけど、くれぐれもよろしくお願いします。」

運転手さん、優しそうな人だった。
ニコニコしながら「はい、承知しました。」とおっしゃってくれた。

大切な人がいるって素敵だ。それが、心の中だけだとしても・・・
こんなに想える人がいるなんて、つらくて悲しくなれるなんて、素敵だ。

そう思いながら、タクシーを見送った。

終電乗り継ぎ・・・地元の駅に着いたのは午前0時40分・・・

家に帰り、ひとしきり家人とおしゃべりをして、
いろんな意味で、頭がクルクル回り・・・
寝たのが午前二時過ぎ・・・ちゃんとお寝坊しました。

今日は遅番。
私より少し早く出勤する娘がお弁当を作っている。
美味しそうな匂いがする。
今日もお弁当箱に詰めるだけで、済みそうだ(^_^)v
ありがたや・・・ありがたや・・・

想い人・・・
あれば恋しや、心が痛む
痛む心があればこそ、
恋うて慕いて空仰ぐ
空飛ぶ鳥に願いしは、
どうぞ、私を傍らに
想い人の傍らに
連れてお行きとただひたすらに
恋し慕いてただひたすらに
独り空を見上げて涙する・・・