風の谷通信No.12-091
今度の旅はひどかった。クタクタに疲れてボロボロになって帰ってきた。出発前に少し疲れを感じていたが、これほどとは・・・老いを実感したなあ。
パリ→ユトレヒト泊→クレラーミュラー往復→ユトレヒト泊→アムステルダム→パリ帰着 翌日バルビゾン往復
美術館での鑑賞には殆んど立ちづめなので、思いのほか疲れがひどいのだった。往復の機内も疲れるのもだ。関空に降りたった時点ですでに=想像以上に=クタクタだったらしい。最終駅に帰着すると、約束していた仲間が出迎えてくれてなくてキャリーバッグを引きずるように田舎道を歩いてかろうじて帰宅した。帰着するなり知り合いの指圧の先生に救援を頼んだ。
それはともかくとして、クレラーミュラー美術館を訪ねるという稀有な機会を得た。「アルルの跳ね橋」を鑑賞できた。「夕陽」に出会えたのは感激。18歳の時に京都岡崎で出会って衝撃を受けた作品がここにあったとは。それでも紅い夕陽の色がくすんでぼやけていたのはさすがに歳月のせいか。アムステルダムのゴッホ美術館も我一人ではとても訪ねること叶わなかったというのが実感。すべて息子の道案内で、急行列車も市内電車も導かれるままについて行った。有り難い・有り難い・ありがたい。ユトレヒトの街の泊まりはホテルではなくて民家のような部屋を借りて自炊できるシステムで、いわば日本の『民泊』の様であった。帰路のアムスーパリはIC列車の1等席に乗せてもらって、ゆったりとした気分で帰宅できた。こんな手配は自分ではできない。
バルビゾン行きはIC列車とタクシー。残念ながら『ミレーのアトリエ』は閉まったいた。そんなバカな!と悔しがっても策はなし。なんで急に休むんだよ?それもHPに案内ナシに。
帰国して10日にもなるのにまだ体調が回復しない。あーぁ、歳をとったなあ。