風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-054 初鳴き他

2011-04-26 21:10:38 | 季節の便り

風の谷通信 No.6-054

 先週21日にウグイスの初鳴きを聞いた。畑の隣の山でまだまだ初歩の鳴き声だった。同じ日にツバメが初めて飛んだ。春と言うよりは初夏の風物か。しかし世間は初夏とは言えない雰囲気である。雨が多くて気温が低い(まだストーブを離せない)。そのせいか初鳴きも去年よりも遅い。有難いことにキャベツ畑の小蝶が少ない。

きのうの明け方、まだ夢うつつの中で雨風のどちらとも判別つかない音を聴いていたが、突然に雷鳴が轟き、頭上をゴロゴロと南の方へ転がって行った。雷鳴が遠のくと同時に雨が激しくなり土砂降りとなった。

国道沿いでは、姫路東部の白いコブシが散り始め、それよりも更に東=この町に近い方の=峠道でモクレンの紅い(紫の)色が強くなってきた。城山の肌が白い桜から紅い山桜に変わり、広葉樹の若芽で山肌が軟らかくなる。

畑や庭の水仙が終り、チューリップが満開で、イリスが花芽を付け始めた。しかしレンゲ畑の勢いがまだまだ弱い。

この季節は大気の動きが激しいせいか天候が安定せず、雨が降ったり止んだりを繰り返す。農業者としてはやりにくいことである。