風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

5-055 田植えの準備

2010-05-30 21:40:13 | 農業日記
風の谷通信 No.5-055

 いつの間にか日が経って、もう一週間も日記を忘れていた。
きょうは田植えの準備。朝から一日掛り切りだった。

 きのう、均し耕耘して春田鋤きを完了。きょうは朝から
元肥を散布した。まず田を計測して四等分し、そこに4袋の
肥料を手散布した。水の中を歩いて各区画に20㎏ずつ散布。
夏のように暑い中で作業していると少々疲れてきた。これは
水分不足だ。ふと気付いて脈を触ると速くなっている。危険を感じ
て帰ろうとするところへ新聞の集金が来る。とにかく家まで
移動して水を飲み、EMXという飲料水を飲んで体を落ち着け
てから新聞代を支払った。既に13時半になっていた。こんな
時刻まで水を飲まずに直射日光の下で作業していたんだから不調
になるのは当然。危うく不整脈が発症する直前であった。とに
かく気付いて良かった。脈拍は65程になっていた。新聞代を
支払って、また田に戻る。これで午前の4時間を終わる。
 昼飯を食べて少し休んでまた田に入る。トラクターを入れて
植え代掻きし、肥料の土壌混和を同時処理する。終わって、次は
除草剤の散布。鋤き終った田の中を歩いて散布する。午後は風が
冷たくなって午前中とは大違い、風が肌に沁みる。長靴もズボン
もトラクターも泥だらけになって寒い中を家に帰り着き、それか
トラクターを水道水で洗う。身体が冷たい。水圧が低いのでなか
なかきれいになってくれない。なんとか洗い終えると、まさに
丁度日没時で、紅い陽が山に沈みかけるところだった。夏至に
近いので日没後もすぐには暗くならないので助かる。ややうす暗い
中でトラクターを仕舞ってきょうの作業を終えた。

さて、田植え予定の火曜日まで水量が保ってくれるだろうか。
水保ち(みずもち)が悪いとまたやっかいなことになるなあ。