風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

5-032 黄砂が荒れて

2010-03-22 19:06:08 | 農業日記
風の谷通信 No.5-032

 ひどい黄砂だった。19日(土)から20、21日とほぼ3日間。
初めはなんとなく世間が暗いなあ、という感じだった。空に黒雲が
拡がっている訳でもない。丸い日の姿はぼんやりと見えている。しかし
空だけではなく世間全体が暗い。まっすぐな視線の先までも暗い。いや
視線を下げた地面までもが暗い。これはなんだろう・・・といえばこの
季節のこと「黄砂」の他にあり得ない。
 
 クルマも屋根も庇も庭先の植木鉢も薄茶色に汚れた。肺の中まで黄色く
汚れたのではないだろうか? 中国は航空母艦を作るカネがあるのなら
そのカネを砂漠の緑化に使ったらどうなんだい?

 きのうの昼頃からやっと薄らいで、きょは平静だった(らしい)。畑に
管理機を入れて畝を立てた。雨・晴れ・雨・晴れ・・・と続いたので畑の谷
は濡れたまま。それでも一部の乾いたところを標的に畝を立てて、
ホウレン草の植え床にした。これで春の作業が少しは進められる。