風の谷通信 さん農園便りNo.124
朝から素晴らしい天気。田んぼは乾きませんが待っておれない
ので「エイ!」とばかりに稲刈り開始。・・・とは言っても少し
の面積だけ植えた古代黒米の刈り取りです。本番の早稲はまだ田
が乾くまでお預けです。
必要品を田んぼまで運んで、刈り取った稲を運び出す道筋を
作るべく排水路の上に渡した板製パレットをめくってあっ!と
驚いて飛び退りました。一瞬ながらすさった後、なおよく見ると
蜂の群れです。巣の直径は約20cm。
稲刈りどころではありません。この経路を開けないと稲の
運び出しが実に難しくなるのです。一旦引き返して「キンチョ
ール」と黒い大きな寒冷紗を持って現場へ行き、寒冷紗を羽織
って接近してキンチョールを振り掛けました。蜂はキンチョー
ルをかけるときりきり舞いして力を失います。
これで蜂の群れは一網打尽・・・とはいかないけれど、まずは
殆どを殺し、巣を取り除いて、作業の安全を確保しました。これで
30分のロスタイム。作業時間から考えると全く大きなロスです。
それから2時間で約5畝(150坪・500㎡)の黒米を刈り
取り、納屋まで運び込んでブルーシートの上に広げて一段落。
おかげで田んぼはぬったくたです。(この表現は当地以外に
通用するでしょうか? 語源は塗りたくることでしょうが、塗り
たくったりこね回したりした泥んこ状態を「ぬったくた」と言い
ます。)そして、水が浮いた田はコンバインの重量で深くえぐれ
ています。 あア、これでは冬の作業が大変です。
黒米は、鍼灸の先生が患者にあげる食養生材料の一つで、黒豆や
小豆と共に私の無農薬栽培品を毎年注文して下さるのです。栽培面積
は少ないけれど自分で乾燥して自分で脱穀して納品します。もちろん
朝市で一般客に対しても販売します。
古代米では他に赤米(白もみ・赤芒・赤実)、緑米(アクネモチ)、
白米(品種不明)、神丹穂(赤もみ・赤芒・赤実の神祭り用赤米)を
栽培していますが、黒米以外は中稲または晩稲ですから刈り取りがまだ
先のことです。
それはともかくとして、蜂退治が無事にできてよかったです。田んぼ
でも家でもいつどんな害敵に襲われるやも知れませんので、こうした対策
を常に準備しています。玄関先には蛇がでることが多いですから朝一番
に玄関を開けるときにはまず蛇に注意します。実にイヤなものです。
今年も秋が深まってゆけばこうした害敵が出る機会は減ります。私が
春よりも秋を好む理由の一つはこうした点です。 実りの秋に感謝・合掌
朝から素晴らしい天気。田んぼは乾きませんが待っておれない
ので「エイ!」とばかりに稲刈り開始。・・・とは言っても少し
の面積だけ植えた古代黒米の刈り取りです。本番の早稲はまだ田
が乾くまでお預けです。
必要品を田んぼまで運んで、刈り取った稲を運び出す道筋を
作るべく排水路の上に渡した板製パレットをめくってあっ!と
驚いて飛び退りました。一瞬ながらすさった後、なおよく見ると
蜂の群れです。巣の直径は約20cm。
稲刈りどころではありません。この経路を開けないと稲の
運び出しが実に難しくなるのです。一旦引き返して「キンチョ
ール」と黒い大きな寒冷紗を持って現場へ行き、寒冷紗を羽織
って接近してキンチョールを振り掛けました。蜂はキンチョー
ルをかけるときりきり舞いして力を失います。
これで蜂の群れは一網打尽・・・とはいかないけれど、まずは
殆どを殺し、巣を取り除いて、作業の安全を確保しました。これで
30分のロスタイム。作業時間から考えると全く大きなロスです。
それから2時間で約5畝(150坪・500㎡)の黒米を刈り
取り、納屋まで運び込んでブルーシートの上に広げて一段落。
おかげで田んぼはぬったくたです。(この表現は当地以外に
通用するでしょうか? 語源は塗りたくることでしょうが、塗り
たくったりこね回したりした泥んこ状態を「ぬったくた」と言い
ます。)そして、水が浮いた田はコンバインの重量で深くえぐれ
ています。 あア、これでは冬の作業が大変です。
黒米は、鍼灸の先生が患者にあげる食養生材料の一つで、黒豆や
小豆と共に私の無農薬栽培品を毎年注文して下さるのです。栽培面積
は少ないけれど自分で乾燥して自分で脱穀して納品します。もちろん
朝市で一般客に対しても販売します。
古代米では他に赤米(白もみ・赤芒・赤実)、緑米(アクネモチ)、
白米(品種不明)、神丹穂(赤もみ・赤芒・赤実の神祭り用赤米)を
栽培していますが、黒米以外は中稲または晩稲ですから刈り取りがまだ
先のことです。
それはともかくとして、蜂退治が無事にできてよかったです。田んぼ
でも家でもいつどんな害敵に襲われるやも知れませんので、こうした対策
を常に準備しています。玄関先には蛇がでることが多いですから朝一番
に玄関を開けるときにはまず蛇に注意します。実にイヤなものです。
今年も秋が深まってゆけばこうした害敵が出る機会は減ります。私が
春よりも秋を好む理由の一つはこうした点です。 実りの秋に感謝・合掌