撮りたい写真が見当たらない
心の動きが少し鈍い
どこにだって絵はあるはずなのに うまく見つけられなくなってきた
さっきまで知らん顔してたじゃないか
なんでカバーかけようとすると遊びに来るんだよ
コラ 爪を立てるんじゃありません！
夜が来て街は静かに眠りにつく
昼間のざわめきはぱったりと姿を消した
風が涼しく吹き抜けて 乾いた落ち葉が少しだけ音を立てた
虫達の模様には全て理由がある
こんな所にいるから見つかりやすいだけで 森の中なら見つからないだろう
生きるため 生き残るため虫達はいつも新しいことを探しているようだ
今日もいつものように終わっていく
誰にも止めることができず 誰も拒否できない
毎日同じように繰り返す せかいはそうやってまわっている
なんでみんなで乗っかってくるかなぁ
幸せじゃないか！
言いたいことは“腹減った”かもしれないけど 幸せじゃないか！
思わずできていた猫団子
みんなで集まって丸くなってら
秋が深まってきたんだなぁ
いつもと勝手が違う どうにもうまく動けてないな
いつものことかもしれないけれど どこかで中だるみでも出てるんだろうか
間抜けな話ばっかりだな
今朝子供達が目をキラキラさせながら拾っていったどんぐりたち
たったこれだけのことで あんなに楽しそうに拾っていくんだなぁ
僕らが忘れてしまったものは まだ子供達の中に残っているらしい
ただただ広い水平線がそこにあった
空と海の間には何もない
誰かが定規で線を引いたんだ ついでに飛行機雲も描いちゃったようだ
