びわ

春が春である期間は意外と短い
このビワが色づく頃　季節は初夏へと変わる
誰も知らないところで　暦も知らないはずの木々がざわめく

もう一度

いつ見ても同じものでも　昨日とは違う今日だけの景色
夕の色に染まる桜の木　ただただ無心でシャッターを切る
心地よい風が流れて　咲き誇る花にため息を漏らす

満開

やっとここにも桜が咲いた
まだかまだかと待ちくたびれた
見上げれば満開　雨がふるのはご愛嬌

春

道端にだって春は来る
並んで咲いたスミレの花
天気予報の外れた　ぼんやりとした午後の景色

もう少しか

桜の開花が足踏みを続けている
ただ少しずつ咲いているから　もう少し
天気はまた雨　春の嵐はもうたくさんだ

あたたかい

だんだん過ごしやすい季節になってきたけど　また明日から雨らしい
春は天気が落ち着かないね
せっかく桜が咲いてきたのに　こまったもんだ

始神峠

近くにあるのに何も知らない　足で登ることしか出来ない山の上
見渡す景色は遠くの街まで見渡せるほど
新しい発見ばかりで退屈しない　たまにはこういう休日もいいね

三重県紀北町　始神峠

暮れていく

いつものように暮れて行く今日の空
虫の音も聞こえない静かな夕暮れ
ただ空の色だけが　ゆっくりと変わっていくようで

桜足踏み

やっと咲き始めた桜も　この寒さで開花足踏み
とは言え後もう少し　ちゃんと咲くはずだ
４月だというのに　じれったいものだね

意地悪な風

辛夷の花を散らす意地悪な風
春になったというのに　まだまだ暖かさは遠い
明日はきっといい天気　青空の下が恋しいな