鳥山

鳥が群がるところには　沢山の魚が居る
さっき養殖イカダに　船が餌をまいていったらしい
しかしよく見てるもんだ　何処かに監視役でも居るのかな

春の足音

いつの間にか耳元で聞こえる春の足音
生暖かい風が吹き抜けていく
まだ安心はできない　冬はきっと空の上でいつ雪を降らそうかと狙っている

そういえば

そういえば今日は　あの日のような寒さがない
ポカポカと温かいかといえばそうでもないけれど
少しだけ春に期待が持てそうである

いつの間にか

なんだかいつの間にかこんな時間
知らぬままに過ぎていく日々
代わり映えのしない日常 ただ安定だけはしている不安定

見上げる虹

立ち止まり天気雨も気にすることなく　空を仰ぐ
街の向こうに大きな虹
落ち着かない空　季節はようやく変わろうとしている

たまには

たまには違う景色を見てみるのも楽しい
とはいえ車線が増えるとなんとも落ち着かないね
いつも一本道しか通ってないのがバレるじゃないか

雪

何年ぶりだろうか　こうやって雪が積もるのは
思わず飛び出して　駆け回ってみたくなるものだ
昼を過ぎれば溶けて消える　そんな儚い夢の景色

降り積もった雪

何年ぶりだろうか雪が積もった
月明かりの空の下で　屋根に乗った雪が淡く光る
音のない世界　ただ冷たい空気が肌を刺すようで

水面に浮かぶ月

ふと見れば水面に浮かぶ月
凍えるほどに冷たい空気　空は夜の色へと変わる
少しだけ立ち止まり　月をみている

鴨

岸で寝ていた二羽の鴨　はっと気づいて水の上へ
”せっかく寝てたのに…”　と時々こちらを振り返るような
なんだか冷たい風の下　春はまだ遠い