雲

夕焼けを覆い隠すような入道雲
ただ　明日もまた晴れの予報が続く
晴れれば暑くて文句を言い　雨が降れば恨めしく空を見上げる今日この頃

バッタ

これからよこれから　そんなつぶやきが聞こえる
干したブルーシートの上で　まだ小さなバッタがつぶやく
さぁ秋がやって来るここからの夏は　早いよ！

沈む

山の向こうに引き込まれていくような夕陽
水面に浮かぶ光が　音も立てずにゆらゆらと揺れる
鳴きだしたヒグラシと　小さな小さな波の音

あさつゆ

朝露を飲みに来たヤマトシジミ
じっとそのまま動かないから　そっと近づいてシャッターを切る
写りこんだ景色は　青々とした夏の朝

撮影：三重県紀北町　ヤマトシジミ

のきした

さっきまで晴れていたのに　いつの間にか雨
軒下のハイビスカスも少し困り顔
ただいつの間にかやんだ雨は　ムシムシとした風を残して

ボイラー

ボイラーの火を落とす
これで今日の仕事が終わったような気がする
そしてまた火を入れたとき　また次の日が始まる

8月18日(水)のつぶやき

00:39 from Keitai Mail
いつもそばにいます… toヤクミ
by umix9 on Twitter

かますのかます

鯛の鯛があるから　これはカマスのカマス
どんな魚にもついになってあるらしい
そういえばヒトにはのど仏なんていう骨があるわけで
人のが人の形をして　魚が魚の形をしているのは何か意味があるのかもしれないね

トンネル

こことあそこをつなぐトンネル
向こう側はもしかしたら知らない世界
その先には雪が降っているかもしれない
あぁ　ここではないどこかへ

盆踊り

蒸し暑い夜の　懐かしい太鼓の響き
少しだけ物悲しくもあり　変わらない安堵感もあり
ゆっくりとした時間　聞こえる歌声はやっぱり心地よくて