雨に

雨に濡れて咲いたヒヤシンス
あたたかな雨は　変わり始めた季節を伝え
いつものようにその花を咲かせ　いつものように次に種をつなげ

広がる

広がる飛行機雲に　溶けていく空
見上げた空は高く　広く
ほんやりと夕日に照らされた街は　静かに夜を待ちながら

模様替え

ちょっとこのブログも春らしくしてみました。
どっちかっていうと春春してるような気はしないでもないんですが・・・（笑
あと、ヘタをすればめるへんちっくになっちゃいそうなのも気のせいです。

とまぁそんな感じ。

そういえば彼岸桜が咲き始めています。国道沿いに咲いてる訳なんですが中途半端に遠かったり、国道渡るのが面倒だったりでまだ撮りに行けていません。
見頃が終わらぬうちに撮りに行かなきゃいけないわけですが、終わっちゃいそうな気がしますです（笑

音もないままに

音もないままに沈んでいく夕日
虫の声もなく　風の音もなく
ただゆっくりと暮れていく今日の日に
進む日付と　近づく春を見つめながら

プランター

プランターの上で晴れ渡る空を見上げ
日々変わりゆく風のにおいを感じる
澄んだ空気の中に　始まる春を見つけながら

始まる

始まる春を告げるように顔を出したふきのとう
高く伸びた背は　冷たいながらも春が来たことを告げ
移りゆく風の色　次第に芽吹き始めた世界の中へ

聞こえる

聞こえる柔らかな波の音に　空はゆっくりと動き出す
大きく吸い込む湿った空気を照らす　顔を出した陽の光
風が流れ始めて　いつもの波の音が揺れて

夜の

夜の中にぽっかりと浮かび上がる煙突
暗い夜を照らすように　高い空を突っつくように
静かな風の中　変わりゆく街を見つめながら

木瓜

赤く色づく花は　モノトーンの庭を彩り
春まだ浅い空を見上げる
時折来る春の風と　名残を惜しむ冬の冷たさの中へ

香る

香る冷たい風は　どこからか花の香りを運び
山陰に隠れた太陽が　今日の終わりを告げる
張りつめたほどの空気と　澄んだ春の風の中へ