元気・現金大切に:百姓おじさんから

アオムシがチョウになる新鮮な変身を見習い、日々の生産に活かしたい。

鳥の目・虫の目・魚の目

2007-01-31 22:41:26 | Weblog

”鳥の目”の代表格はカラスかなと思う。
彼らは高いところで集団的にコミュニケーション取り
全体を状況判断しながらエサに忍び寄るスピードも速く学習能力がたかい生き物。
見事に水道パイプの凍結予防の断熱シートをつつき破りました。
もっともなぜよりによってつついたのかカラスの勝手ですが、修理代がばかになりません。
その好奇心?は鳥とは思えない所作です。
その点ミツを追い求め花から花へ群がる”虫の目”近視眼的ですよね。
ひとつのものを求める熱心さは確かにある。
”魚の目”は流体に生きているから時代の流れを見なくてはいけない?
これからの産業人にはこの三要素が必要らしいのですが。
もちろん私たち農業者の百姓にも。
追伸
もっとも百姓は100の知恵・目が必要だからといいますが。

ミツバチの初飛翔

2007-01-30 18:59:44 | Weblog

今日は少し風はありましたが、暖かく快晴でした。
待ちかねていたハチたちは忙しく飛び回って
いましたが。ウメの花の開花はまだ平野部でも開花始めなので。
あまり稼げないようです。
花粉団子はあまり足に抱え込んでいません。


春しいたけの動き

2007-01-29 21:55:23 | Weblog
今年は春しいたけの発生がかなり早く良いようです。
昨日妻がかなり多くのキノコを摘んできました。
早速見に来ました。
12月中旬~1月中旬はさすがにキノコは動きませんでしたが
かなり春どんこの発生が早く多いようです。
中温菌で生育適温10℃~20℃の菌を一昨年秋に植菌しましたが
今年は適度な水と温度恵まれているというところです。
妻が採ってきたしいたけは早速オーブンで焼いていただきました。

小さな農業

2007-01-28 19:19:04 | Weblog

小さな農業の原点は多品目栽培でしょう。
国はある所得以上をクリアした認定農業者、中核農業者を優遇し稲作・畑作等で大規模耕作農業を進め競争力ある産業として掲げています。
集落営農も大事ですが耕地面積の狭い日本では農業諸国と土地生産力ではかないません。
労働集約的農業を実践し地域の特性を生かし、新鮮、完熟、安全、安心を進めたい思いもあり今年は15品目ほど作る計画を考えています。地産地消を主にした販売です。
そのひとつ品目ホオズキの植え付けを目の前にして今日息子が耕しています。
昨年作ったホウズキの栽培の反省込めて。


無農薬栽培園

2007-01-27 18:26:49 | Weblog

近くに10年前から無農薬・無肥料栽培のウメ園がある。
毎年見た目には収量少なく、黒星病も多い。
ウメの樹も花は着いているが枝の力、樹勢は弱いようである。
しかしこだわり消費者には人気もあるように聞く。
果実そのものは安心・安全だがそれ以上の品質+αはどうか。
計算したら単価が安くては手入れの割には採算があわない。
でも園主の信念貫く実行力には本当に尊敬いたします。

ぼかし肥、ぬか風呂の菌分析

2007-01-26 19:05:19 | Weblog

これらの菌は肥料を発酵させる際に大事な菌です。菌が動くと湯気出てきます。
元菌の姿を見ようと培地に培養しシャレーでコロニーを見ました。
コロニーの大きさが各々違いますが製品表示どおり
光合成細菌は単一、カルスNCRはいくつかの複合菌が含まれいることを
確認しました。
これらは米ぬか、海藻、ゼオライトなどを原料に発酵させるのに
使います。
発酵が始まり熱が上昇すると約60℃くらい高まり、私はその中に裸でパンツも脱ぎ捨て生まれたままの姿で入り指宿の砂風呂ならぬ”ぬか風呂”です。
妻はさすがに水着ではいりました。
10分もすると全身の毛穴から汗が出て来てその微生物のPOWERには非常に驚嘆します。
入浴後そのあとは非常に爽快です。これぞ、”ぬか天国”は田舎生活の醍醐味!
これらの発酵菌に愛着が出てきたので菌検査しました。

手ごわい根

2007-01-25 23:58:08 | Weblog

15年間のウメの根の張り。
この株は最も手ごわいひとつでした。
よくもまあ劣悪な条件のもと株はしっかり張って
もらったものです。
何でも根っこが需要です。
しっかり地に下ろすことが最大のウメ作りの
条件です。
もったいないですが樹と樹の間が混んできたので切って抜くことにしました。

春の予感

2007-01-24 21:38:21 | Weblog
Spring has come少し先ですが。
春の臭いと息吹が風に乗ってきました。
特に夕方は冬の気配から大きく変わりました。
日照量・畑の明るさが変わりました。
風も生ぬるいようです。
冬の乾いた空気から変わり雰囲気が違います。
植物は正直でナタネの花も咲き始めています。
もっと朝の「春は曙」雰囲気はまだまだ先のことですが。
日々刻々変化する今日この頃に体が反応し、感動しているのは
私だけでしょうか。

需要ー供給バランス

2007-01-23 23:38:06 | Weblog

白菜は出来すぎで困りました。
暖冬の影響です。
買ってくれないので安値はどうしょうもありません。
暖冬のせいで過剰生産でしょうか。
作り時は楽しいが、売る段になると絶望の淵を越えて
歯がゆく、腹立たしくなってきます。
しかしこれが”百姓哀歌”です。
ここは我慢・忍耐です。
また次回の希望・夢をみて、今回は頼らず、願わず、求めずでしょうか?

百花の魁

2007-01-22 18:48:07 | Weblog

万葉集や古今和歌集の時代からウメの花は百花の魁として
愛でられてきました。
理由は寒さに耐えて厳しい環境で咲くために可憐で、孤高、気高い、
貞節のイメージが結びつくためでしょう?
わが園地でも早咲きの系統から咲き始めました、昨年より20日以上早く今年は暖冬です。
私たちはウメが咲き始めれば何か今年もウメ作りに弾みと意気込みが出ることは確かです。
ところで松竹梅なぜ縁起が良いのか「広辞苑」では、“松と竹と梅と。三つとも寒に堪えるので、歳寒の三友と呼ぶ。わが国ではめでたいものとして慶事に用いる”と紹介されています。
私は松竹梅を陰陽植物にに分けて考えました。
松は痩せ地・乾燥に強いこれは根が地中向かって伸びる力が格別あり、地の気を集める力がたくましいこれは陽性植物。竹は太陽に向かっていく成長力が強い、これは陰性植物。
ウメはこれらの植物の中間に位置し潅木性質がありやさしい中庸の性質が考えられる。この三体が集まることにより、自然界バランスが見事に取れるはずと思うのです。
松竹梅の陰陽説はあくまでも私の変え方です。