簡単な梅選別後
加工業者の30トン~50トンタンクで塩漬け
梅干果実はS級
梅生産の創意工夫や改善など日本では
10年前と比べたらかなり変わったと思っている。
当地福建省の梅つくりに
大きな変化は前に尋ねた少なかった。
農村部全体でも当てはまることかなとは思う。
牛耕し水田二毛作、2期作を手植えで
稲作営んでいる。のぞかな田園風景が広がる、しかし
このままでは食料輸入国に転じるかもしれない。
都市部と経済所得格差は
今後さらにGDPなど伸びに反比例し大きくなる一方では。
都会のサラリーは3000元/月くらいでこの10年
で5倍以上伸びたらしい。農村では700~1500元あれば
所得は高い層。
沿海からもっと山手に入ると格差は大きい
目覚しく発展・富めるこの国は一方では貧困を招いているように
見えるのである。しかし中国うめ産業も大きく変わる芽はいくつかあるようです。
山の上から梅産地・紅星郷を見ました。
中国南部・広東省汕頭に近い広大な梅の山畑です。
平地は少なく梅園は人海を生かした手堀開墾です。
収穫は若者が多い。硬い青梅です。地面のバケツに梅を投げ入れます。
二つのかごで約60kg、おこで担いで梅を運搬道まで運びます。
広い園内道は要りません、1m幅の狭い道に120ccクラス単車が侵入。積み込み
採ったら大きな肥袋へいれいざ市場へ直行。巧みに左右バランスとっています。
一人当たり約50kg~100kg/一日収穫、早速ちぎで重量計測。
日本ではs級くらいの小さな梅ばかり、不作ならもっと大きくなるはずだがならない。
簡単な選別で仲買いと取引。庭先価格、今年は不作で昨年の2倍の価格
約3元(日本円45円)
2泊3日の予定で本日14日まで
福建省紅星郷へ梅事情の視察。6名
梅は4月上旬ころから取り入れ今は中盤以降です。
作柄は悪く昨年の3分の一くらいとは、現地の
加工業者の話です。
今年は開花期以降の天候不順で品質も、もうひとつ、
何処の農民も天候支配されご苦労様です。
訪れた12日も半袖シャツでは少し肌寒い。
農民共同組織もありませんので生産体制も弱い?。
中国梅栽培農民の経営感覚は日本人とは違います。
1.現実主義である。(経営や栽培では来年以降のことはあまり考えない)
2.手入れはできるだけしない(剪定なし、施肥、防除、草刈など1回~2回まで)
など面白い合理的な行動様式?があります。
あと少し次回も
四方山話として載せていきたいと思っています。