元気・現金大切に:百姓おじさんから

アオムシがチョウになる新鮮な変身を見習い、日々の生産に活かしたい。

ごんぱち

2007-03-31 20:05:16 | Weblog

イタドリの若芽を紀南ではゴンパチ
紀北方面ではアナッポと呼ぶらしいのです。
旬を味わう食材としてタケノコ、ワラビ、タラノ芽
と並びいずれもカロリーは無いですが、ミネラル等が
いっぱいで元気頂きます。
いずれの山菜もアクが強いので、湯がいたり、塩漬けして
アクを取り料理法は多種多様肴にもなります。
妻は湯がくより塩を振りでアクをとり、塩抜きし油いため等するほうが
歯ざわりが良いといっています。
私は味噌合え等があっさりして好きなのですが、今年は家内が
山菜取り出来なく
食べられる機会も少なくなる予感?少し残念です。
ススキの生えているような山にフキ、ワラビ、イタドリが多く生えます。
季節の丁度良い時期マナーを守り根こそぎ獲らず適当に残し、山菜取りを
楽しみましょう。




地域の生育格差

2007-03-28 19:17:20 | Weblog

ウメの地域間生育格差は出荷家事時の青ウメ単価に大きく
影響する。平野部のウメ(上)と山間地のウメ(下)の
生育ステージ差である。たとえは少し違う。
県民所得格差も大きい。和歌山県は全国33位
252万円、農業県が下位を大部分占めている。
上位は東京450万円(H14年調査)・愛知、
世界のモノ、カネ、ヒト、情報がダイナミックに集まる場でもある。
逆に取ると和歌山で生活するためには東京の6割以下で
生活できることは喜ばしい。お金で計算できないすばらしい部分。
しかし「ワーキングプアー」この言葉は好まない。事実
アセを掻いても報われない社会。
内閣府の単なる県民所得統計は益々若者を地方から都市部へ呼び寄せる
材料となり得て、単純思考「銭の儲かるところが良い」ことにならないか?
いつの時代でもあったけ。明治の天才詩人石川啄木も
「働けど働けど なほ我が暮らし楽にならざり じっと手を見る」
今の世も現実として納得する。
農業のFTA(関税の撤廃)が施行されると
日本農業は一部の生産体系除いてひとたまりも
無い。そもそも日本で競争力ある攻めの農業は小泉・安倍さん少し方向が違う。
日本が農業技術高いのは零細規模から生まれ多くの小農の集まりで築かれた。
国際水準指標の、土地生産性、雇用・労働コストでは競争にならない。
どう見ても工業、技術、サービス立国日本は今後食料自給率下げても
海外から農産物を依存する体制は進む。
そのとき国内日本農業は安楽死。
世界の背景は、中国も経済発展で準食料輸入国。
インドも温暖化でヒマラヤの氷河が溶け出して
ガンジス川等流域を潤す時は良いが、いずれ枯渇深刻な食料不足。
すべて山下惣一の言う所の食料問題は「消費者の選択次第になるのか」
こんなことを考えても一生懸命納得行く、求められる商品
農産物作ることが、私の明日の使命。





新しい生命

2007-03-25 19:07:21 | Weblog

お寺の境内で宿を借り苗が生えていました。
40数年前の火災により本堂は消失しました。
そのとき片面のイチョウ樹皮も焼けました。
その時の傷跡ですが、幹の窪みから楠の木の幼苗が生えています。
CO2を同化する独立栄養植物の生体エネルギーの力は
今更ながらすごいと感心します。





サトイモの植え付け

2007-03-23 21:40:36 | Weblog


息子が昨日からサトイモ種を植え付けています。
品種は大野イモ、石川早生等です。
熟成した有機物と生体エネルギー資材としての場を高め、有用微生物を働かせる
資材を投入しました。
親イモから生命力ある小芋の発生期待しています。
土寄せ数回するために広めにウネ幅取りました。

鶏の放し飼い

2007-03-23 20:15:05 | Weblog

田舎の道端では、のどかでのんびりした光景もたまに遭遇します。
昼間、飼っているおばさんが
水田に放ち鶏はエサをせっせっと獲っています。
野犬が来てもすばしこく、追ってこない場所に飛び込みます。
ほっとし、胸を撫で下ろした瞬間でもありました。

山桜の咲き始め

2007-03-23 19:58:02 | Weblog

山間地でも今年早くはありません。例年並です。
山桜の好きな所は、いさぎよいところです。
ぱっと咲き、未練なく散っていく。
そして一本一本花や葉の色形が違うところです。
一時はほとんどこの地でも立ち枯れて、絶滅寸前になりましたが
最近は再生しつつあります。目を楽しませてくれています。

農家の企画力

2007-03-21 22:50:40 | Weblog
有田の秋竹農園さんの手まりミカンです。
古賀の井のホテルでシマムラさん(会社にお世話になっている)
が発見しました。
今まで丸ごと一個のミカンをそのまま商品化
したものは他に見たことはありません。アイデア商品です。


これから農家も生産から販売まで一次産業から二次産業、三次産業以上
行う必要があるかもしれません。
商品のプレゼンテーション力、物語をつけて生産する努力が必要でしょう。
そのためには、本物商品作りに
勇気持って一歩進む努力が、求められる農産物
作りでしょう。

防除始まる

2007-03-18 21:09:51 | Weblog
今年のウメは今のところ着果も良好です。
ミツバチの飛来時間が昨年より2倍近くあり
良く動き働いて花を集め、花粉交配してくれているおかげかと思います。


スプリンクラー防除は短時間に大面積の防除作業をカバーし
労働の軽減化に大いに寄与してくれています。
但し今の葉の無い時の薬剤防除は大半地面に落下
少しもったいないと思います。

食品のリサイクル

2007-03-16 21:43:53 | Weblog
家庭ごみはヌカ漬け、ぼかしあえ状態で乳酸発酵処理しウメ畑へ還元
していますが、欠点はタヌキ等が掘り返すと、そこへカラスがすかさず
飛来します。
タヌキの嗅覚やカラスの嗅覚・視覚はすごいといつも関心。



そして今度ウメの調味残液カスを試行錯誤の上処理しています。
一定の品質もったぼかし肥料を作りことが課題です。
これから肥料テストもし生育を見なければならない試行もあり
忙しくなりそうです。
画像は残渣の乾燥→発酵熟成途中です。
目標は生命力ある土から生命力ある作物・産品を作ることです。